初版: 2026-01
LP制作と広告運用は別物ではない
LP(ランディングページ)と広告運用は、別々の業務として扱われることが多い。制作会社にLPを依頼し、広告代理店に運用を依頼する、というケースも珍しくない。
しかし、この2つを切り離して進めると、成果が出にくくなる。広告で集めたユーザーがLPに着地したとき、「思っていたのと違う」と感じれば、すぐに離脱する。広告とLPの訴求が一致していなければ、いくら広告費をかけても無駄になる。
広告とLPがズレる典型パターン
広告とLPの連携ミスには、いくつかの典型パターンがある。
1. 広告文の訴求がLPに反映されていない
広告で「無料相談実施中」と打ち出しているのに、LPのファーストビューには料金プランしか載っていない。ユーザーは「無料相談」を期待してクリックしたのに、探しても見つからず離脱する。
2. ターゲットと内容がズレている
広告のターゲティングは「40代経営者」に設定しているのに、LPのトーンやデザインが若者向けになっている。違和感を感じたユーザーは「自分向けではない」と判断して離脱する。
3. 広告とLPで言葉が統一されていない
広告では「業務効率化ツール」と呼んでいるのに、LPでは「DXソリューション」と表現している。同じサービスでも、言葉が違うと別物に見える。ユーザーは混乱し、信頼感が下がる。
なぜズレが起きるのか
広告とLPのズレは、制作体制の問題で起きることが多い。
制作と運用が別会社
LPは制作会社、広告運用は代理店、という分業体制では、情報共有が不十分になりやすい。制作会社は「見た目が良いLP」を作ることに集中し、代理店は「クリック率の高い広告」を作ることに集中する。両者の訴求が一致しているかを確認する人がいない。
LP完成後に広告運用を考える
「まずLPを作って、それから広告運用を検討しよう」という順序だと、LP制作時点で広告のターゲットや訴求軸が決まっていない。結果として、LPの内容と広告の訴求がズレやすくなる。
広告担当と制作担当のコミュニケーション不足
社内で両方を担当していても、担当者同士の連携がないと同じ問題が起きる。広告チームが「この訴求でいきます」と決めても、制作チームに共有されていなければ、LPには反映されない。
連動させるためのポイント
広告とLPを連動させるには、制作の初期段階から広告運用を意識する必要がある。
1. LP制作前にターゲットと訴求軸を決める
「誰に」「何を」「どう伝えるか」を、LP制作より先に決める。広告のターゲティング設定と、LPのファーストビュー・見出し・CTAが一致するように設計する。
2. 広告文とLPの言葉を統一する
広告で使うキーワード・フレーズは、LPの見出しや本文にも反映する。「広告をクリックしたら、同じ言葉がLPにある」状態が理想。
3. 広告パターンごとにLPを分ける
複数の訴求軸で広告を出す場合、1つのLPに全部を詰め込むと焦点がぼやける。訴求ごとにLPのファーストビューや見出しを変えた「LP違い」を用意する方が、コンバージョン率が上がりやすい。
4. 運用データをLPに反映する
広告運用を始めると、どの訴求が反応がいいか、どこで離脱しているかのデータが取れる。そのデータをLPの改善に活かす。広告運用とLP改善を同じチーム(または密に連携する体制)で行えると、PDCAが回しやすい。
甲賀市の中小企業によくあるケース
甲賀市や滋賀県の中小企業から相談を受けると、「LPを作ったけど問い合わせが来ない」という悩みが多い。
話を聞くと、LPと広告の連携ができていないケースがほとんどだ。制作会社に言われるままLPを作り、広告は別の業者に依頼、誰も全体を見ていない。結果として、広告費だけが消化される。
DP-GUILDでは、LP制作と広告運用を一貫して相談できる体制を取っている。制作段階から「どの広告でどう集客するか」を決め、LPと広告の訴求を揃える。ただし、DP-GUILDは万能ではなく、予算や目的によってはLP+広告よりSNS運用やSEOを優先すべき場合もある。状況に応じた判断が必要だ。
制作会社への依頼時に確認すべきこと
LP制作を外注する場合、以下を確認しておくと連携ミスを防ぎやすい。
確認項目 | なぜ重要か |
|---|---|
広告運用も対応可能か | LP制作と広告運用を一社で対応できれば、連携ミスが減る |
LP制作前にターゲット・訴求を整理するか | いきなりデザインに入る会社は要注意 |
広告用のLP違い対応は可能か | 1パターンしか作れないと、ABテストや訴求違いが難しい |
運用データを元にした改善提案があるか | 作って終わりではなく、PDCAを回せる体制か |
詳しいLP制作会社の選び方はLPとは何か?も参照。
まとめ
LP制作と広告運用は切り離せない関係にある。広告で期待させた内容がLPにないと、ユーザーは離脱する。成果を出すには、制作段階から広告のターゲット・訴求軸を決め、LPと広告の言葉・内容を一致させることが重要だ。
制作と運用を別々の業者に依頼すると連携ミスが起きやすいため、一貫して相談できる体制を選ぶか、社内で連携役を置くことを検討したい。
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この情報は2026年1月時点のものです。
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