初版: 2026-11
更新: 2026-11
採用のためにInstagramなどのSNSを使いたいけれど、社内では回せない。代行会社に頼むか迷っている。この記事は、そんな会社の採用担当・経営者に向けて、SNS採用代行を頼む時に何で頼む先と範囲を決めればよいかをまとめました。
先に結論を書きます。弊社は、SNS採用代行はフォロワー数ではなく、「見た人が応募やDMにつながるか」で頼む先と範囲を決めるべきだと考えます。そして頼む前に、何を社内に残すか(職場の素材、応募やDMへの返事など)を決めておくと、頼んだ後に話が食い違いにくくなります。
自社の場合どこまで頼むべきか迷っている方は、無料相談で一緒に整理できます。相談だけでも大丈夫です。売り込みはしません。
SNS採用代行と、ふつうのSNS運用代行の違い
SNS採用代行は、採用を目的にしたSNSの運用を外の会社に任せることです。作業の中身(企画・撮影・編集・投稿・振り返り)は、商品やお店を知ってもらうためのSNS運用代行と似ています。違うのは、何のために投稿し、何が起きたら成功とするかです。
比べる所 | SNS採用代行 | ふつうのSNS運用代行 |
|---|---|---|
目的 | 働きたい人に応募してもらう | 商品・お店を知ってもらう、買ってもらう |
見てほしい人 | その職種で働ける人(今は別の職場にいる人も含む) | お客様になりうる人 |
投稿の中身 | 仕事の中身、1日の流れ、一緒に働く人、職場の空気 | 商品、使い方、お店の様子 |
成功の目安 | DM、応募、面接につながったか | 問い合わせ、来店、購入につながったか |
気をつけること | 給与・休日などを求人票と同じ内容で出す。出演するスタッフの承諾 | 商品の表示の決まり、お客様の写真の扱い |
弊社は、採用のSNSは「応募を集める場所」の前に、「働く前に職場を確かめる場所」だと考えています。求人を見て気になった人が、応募する前にInstagramを開き、どんな人と働くのか、入ってから困らないかを確かめる。その時に答えになる投稿があるかどうかで、応募まで進むかが変わります。
「では、何を見て代行会社を選べばいい?」——次はフォロワー数で決めない理由を見ていきます。
フォロワー数で頼む先を決めない理由
フォロワーや再生の数が多いのは悪いことではありません。ただ、採用が目的の場合、弊社はそれだけで頼む先を決めないことをおすすめします。
理由は、採用で必要なのは、その職種で働ける、近くに住む、ごく限られた人に届くことだからです。広く見られる投稿と、働きたい人が応募を決める投稿は、中身が違うことがあります。フォロワーが増えても、職場の様子が分からなければ、応募の前で止まります。
毎月お金を払って投稿は続いているのに、応募もDMも来ないまま半年が過ぎる——これは避けたい事態です。
弊社は、採用のSNSで見る数字を、次の順に置くことをおすすめします。
見る順 | 数字 | 何が分かるか |
|---|---|---|
1 | DM・電話・応募の数 | SNSを見た人が、連絡まで進んだか |
2 | プロフィールを見た数、リンクを押した数 | 投稿を見た人が、職場をもっと知ろうとしたか |
3 | 保存の数 | 後で見返したい(転職を考える時に見たい)投稿か |
4 | 再生・表示の数、フォロワー数 | どれだけの人の目に入ったか |
代行会社に聞く時も、「フォロワーを何人にできますか」ではなく、「1と2の数字をどう集め、どう次の月の投稿に返しますか」と聞くと、その会社が採用の結果まで見ているかが分かります。
「頼む前に、社内では何を決めておけばいい?」——次は頼む前に決める3つを見ていきます。
頼む前に決める3つ:社内に残す物を先に決める

代行会社に連絡する前に、社内で次の3つを決めてください。仮の答えで大丈夫です。どの会社にも同じ話ができ、頼んだ後の食い違いが減ります。
1. 誰に来てほしいか、何を伝えるか
採りたい職種と、どんな人に来てほしいかを決めます。あわせて、今いる人がなぜ辞めるのかを書き出してみてください。応募の数を増やしたいのか、辞めない人を採りたいのかで、伝えることが変わります。たとえば辞める理由が「入ってみたら思っていた仕事と違った」なら、仕事のきつい所も含めて正直に見せる投稿が要ります。
2. 社内に残す物と、任せる物
SNS採用代行では、どれだけ頼んでも社内にしかできないことが残ります。弊社は、次のように分けることをおすすめします。
作業 | 代行に任せられる | 社内に残す |
|---|---|---|
方針(誰に何を伝えるか) | 整理と文書にまとめる所 | 最後に決める所 |
企画・台本 | 任せられる | 職場の事実(仕事の中身・1日の流れ)を伝える |
職場の素材 | 撮影・編集 | 撮れる日と場所の用意、出演するスタッフの協力 |
投稿作業 | 任せられる | 公開前の確認(給与・休日などが求人票と同じか) |
広告 | 設定と配信 | 使うかどうかと、使う額の判断 |
応募・DMへの返事 | 受け口までの道をつなぐ所 | 返事そのもの、面接の日程、採否の判断 |
振り返り | 数字を集め、次の月の企画に返す | DMや応募が何件来て、誰が面接に進んだかを伝える |
公開前の確認では、給与・休日などを求人票と照らします。厚生労働省の案内によると、2024年4月から、求人を出す時に示す労働条件に、仕事の内容と働く場所の「変わる範囲」と、有期の契約を更新する時の基準が加わりました。弊社は、SNSでは条件を短く書き、詳しい条件は求人票や求人ページで確かめてもらう形をおすすめします。
特に大事なのは、応募やDMへの返事を誰がするかです。応募を考える人にとって、最初の返事はその職場の対応そのものに見えます。弊社は、返事は社内の人がすることをおすすめします。代行会社に任せるのは、見た人が迷わず連絡できるところまでです。
3. 受け口と、返事をする人
SNSを見た人が連絡する先(DM・電話・応募フォーム・求人ページ)を、今あるものから決めます。そのうえで、DMが来たら誰が、いつまでに返すかを決めます。受け口が決まっていないと、見た人はどこから連絡すればよいか分からず、そのまま離れてしまいます。
「3つ決めたら、どこまで頼めばいい?」——次は頼む範囲と、最初に使うSNSを見ていきます。
頼む範囲と、最初に使うSNSを決める
弊社は、どこまで頼むかを、次の2つの問いで決めることをおすすめします。
- 社内に、SNSを毎月回す人がいるか:いなければ、方針から企画・撮影・編集・投稿・振り返りまでを毎月任せます。いれば、最初の方針・プロフィール・投稿の型づくりだけを頼み、その後は社内で続ける形が選べます。
- 職場を撮れる日を作れるか:月に1日でも撮れる日と出てくれる人がいれば、動画で職場を見せられます。撮れる日が作れなければ、手元の写真で作る投稿から始め、撮れる日ができてから動画を足します。
使うSNSは、近くに住む人を少人数採りたい会社なら、最初はInstagramを1つだけ整えることを弊社はおすすめします。過疎地域の訪問看護でも、Instagramを見た人からDMが来て採用が決まりました。何を見せ、見た人をどこへ連れていくかは、SNS採用で応募につなげる方法|見せる物と行き先の決め方で詳しく書いています。
「頼む範囲が決まったら、代行会社をどう比べる?」——次は頼む先を比べる確認の表を見ていきます。
頼む先を比べる時の確認の表
会社の名前や紹介の数字を並べる前に、どの会社にも同じ質問をして、答えを横に並べてください。
確認すること | 聞き方 |
|---|---|
追う数字 | 成果は何で見ますか。DMや応募の数、プロフィールを見た数まで見ますか |
投稿の前の整理 | 投稿を作る前に、誰に来てほしいか、なぜ人が辞めるのかを一緒に整理しますか |
受け口の設計 | プロフィールから、DM・電話・応募フォームまでの道もつないでくれますか |
撮影 | 撮影は誰がしますか。どのくらいの頻度で、スタッフは何をすればよいですか |
出演するスタッフ | 出演する人の承諾の書面は用意されますか。その人が辞めた後、動画はどう扱いますか |
出さない話題と事実の確認 | 出さない話題を決めますか。給与・休日などを求人票と照らして、公開前にこちらが確認できますか |
応募やDMへの返事 | 返事は誰がする前提ですか。返事の決まり(誰が・いつまでに)を一緒に決めますか |
振り返り | 毎月の報告に、数字だけでなく、次の月に何を変えるかまで書かれますか |
月額に入らない費用 | 初期費用・広告の費用・撮影の交通費は、月額と分けて書かれますか |
アカウントと作った物 | アカウントの権限は誰が持ちますか。契約が終わった後も、投稿や動画を使えますか |
契約期間 | 最低の契約期間と、解約の条件は何ですか |
この表で特に見てほしいのは、上の3つ(追う数字・投稿の前の整理・受け口の設計)です。ここがあいまいな会社は、投稿は作ってくれても、応募につながったかまでは見ていない可能性があります。
金額を見るのは、この表の答えがそろってからです。毎月の額だけで並べず、最初に払う額・最低の契約月数・撮影に来てもらう交通費を足して、契約が終わるまでに払う額で並べてください。費用の決まり方そのものは、SNS運用代行の相場はなぜ会社で違う?発注前の見積もりの比べ方で詳しく書いています。
「そもそも、うちは代行に頼むべき?」——次は頼まないほうがよい場合を見ていきます。
SNS採用代行を頼まないほうがよい場合
SNS採用代行は、どの会社にも合うわけではありません。弊社は、次のような場合は、頼む前に社内で整えることを先にすすめます。
- 求人票の条件が決まっていない:給与・休日・仕事の範囲が固まっていないと、SNSで出す事実が決まらず、公開前の確認で止まります。
- 応募やDMに返事をする人がいない:見た人から連絡が来ても、返事が遅れると、せっかくの応募が離れてしまいます。
- 職場を撮れない、出てくれる人がいない:撮影の日も場所も取れない場合、職場の様子を見せる投稿が作れません。
- 急いで人が要る:広告を使わずに見られる数を積むには時間がかかります。急ぐ採用は、求人媒体や紹介と並べて考えたほうが合います。
当てはまっても、社内で整えてから代行を考える順で遅くはありません。
「DP-GUILDなら、どう範囲を決める?」——次は弊社の考え方を見ていきます。
弊社の考え方:応募までの道から範囲を決める
DP-GUILDは、投稿を作る前に、なぜ人が辞めるのか、誰に来てほしいかを整理し、見た人が連絡するまでの道(プロフィール・投稿・ハイライト・受け口)から範囲を決めます。作って終わりではなく、数字を見て次の月の企画を一緒に決める伴走型で、採用を経営の課題のどこに効かせるかから考えます。
過疎地域の訪問看護の採用SNSでは、地方のため求人媒体では応募が来ない、という相談から始まりました。広告を使わず(完全オーガニック)に運用して6万回以上見られ、Instagramを見た人からDMが来て、採用が決まりました。ほかにもInstagram経由の問い合わせが来ています。
動画については、代表がショート動画を1,000本以上作ってきたこと、グループのInstagramで合計約30万フォロワーがあることが、判断の土台です。最初の出発点は、代表の自社アカウント(@yuta_web3.0)を100投稿で約1万フォロワーまで伸ばしたことでした。応募やDMへの返事、面接と採否の判断は、御社に残していただく前提で範囲を組みます。サービスの中身はSNS採用の代行のページにまとめています。
弊社は滋賀県甲賀市の会社です。滋賀や関西で、地元で働く人に向けて採用の発信をしたい場合も、方針の整理から相談できます。打ち合わせは基本せず、文章のやり取りか、必要な時だけオンラインで進めます。
ただし、万能ではありません。広告を使わずに、数週間で応募を集めたいという場合は難しいです。また、方針も企画も社内で決まっていて、撮影と編集だけを頼みたい場合は、制作に絞った会社のほうが合うこともあります。
「代行に頼むか、自社で続けるか決められない」「どこまで任せて、何を社内に残すか迷っている」という状態でも、相談していただいて大丈夫です。一緒に整理するところから始められます。無料相談はこちらからお申し込みください。相談は無料です。相談だけで終わっても構いませんし、売り込みはしません。
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この情報は2026年11月時点のものです。
