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ホームページ制作の流れ|依頼する側が段ごとに決めること・渡すもの

Web・SNSの基礎知識石井 勇多

この記事の要点

  • ホームページを頼んでから公開されるまでを、弊社は、問い合わせ/ヒアリング/提案と見積り/契約と「何を作るか」の文書/原稿と写真/デザインと確認/公開と引き渡し、の7段に分けて見ています。
  • 各段には、自社で決める事・自社から出す物・自社が受け取る物があり、受け取る物が手元にそろったかが、次の段へ進む目安です。
  • 打ち合わせは回数を数えるより、何が決まり、それが文字で残ったかを見るのが大事だと弊社は考えます。質問票に書いて答える形でも進められます。
  • 滞りやすいのは、原稿と写真の遅れ・確認の返事の食い違い・作り始めてからの追加の3つです。契約前に「誰が・いつまでに」を決めておくと避けやすくなります。

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初版: 2026-11

更新: 2026-11

ホームページは制作会社に任せるつもりでいる。ただ、連絡した後の段取りや、自社がどこで何を決めて何を出すのかは、頼む前には分かりにくいものです。ここでは、発注を検討中の企業の経営者・ご担当者を読み手に想定し、発注の流れを「頼む側の手番」で並べ直したものです。作る側の工程の名前ではなく、段ごとに頼む側が決めること・渡すもの・受け取る文書の3つで書きます。

要点を先に書くと、流れが滞りなく進むかは、制作会社の腕前以上に、頼む側が各段で「決める」「渡す」「受け取って読む」をそろえられるかにかかっています。弊社はこの点を最も重く見ています。特に、着手の前に、作るページと見送る物を文書で受け取ること、原稿と写真を誰がいつまでに出すかを決めることの2つが、後の手戻りを減らします。

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ホームページ制作の流れは、頼む側から見ると7つの段に分かれる

ホームページ制作を、問い合わせ・ヒアリング・提案と見積り・契約と何を作るかの文書・原稿と写真・デザインと確認・公開と引き渡しの7つの段で進め、公開から30日は見つかった不具合を無償で直し、その後の点検と更新は月額の別契約になる図

制作会社によって段の呼び方や分け方は違います。頼む側の手番で区切るなら、次の7段に分けると見通しが立てやすくなります。この分け方で弊社は考えています。下の表に、段ごとの「自社で決めること」「自社から渡すもの」「自社が受け取るもの」を並べました。

段

自社で決めること

自社から渡すもの

自社が受け取るもの

1. 問い合わせ

話を進めるかどうか

今のサイトのURL(あれば)、困っていること

会社の進め方の説明

2. ヒアリング

誰に来てほしいか、公開後の更新を誰が担うか

質問への答え(話すか、文章で書くか)

聞き取った内容のまとめ

3. 提案と見積り

どの会社に頼むか、どこまで頼むか

予算の上限、外せない時期とその理由

ページの一覧、見積りに入れない物、見積書

4. 契約と「何を作るか」の文書

作る物と作らない物、自分で直す範囲

契約書への記名・押印、着手時の支払い

契約書、各ページの中身と作らない物を書いた文書

5. 原稿と写真

誰が書き、誰が撮るか、出す期日

原稿・写真・ロゴ・会社の正しい情報

足りない素材の一覧

6. デザインと確認

直してほしい所(まとめて1回で返す)

直しの指示と、文の誤りの確認

デザイン案、確認用の画面

7. 公開と引き渡し

公開の日、公開後の点検を頼むか

公開してよいという返事

公開したサイト、ログインの情報、更新の手順書

表の右の列が、この記事でいちばん伝えたい所です。各段の終わりに受け取る物が手元にあれば、次の段に進んでよい合図になります。逆に、受け取る物が無いまま次の段へ進むと、後で「そんな話は聞いていない」「それは別の料金です」が起こりがちです。

要件定義やワイヤーフレームといった、作る側の工程の名前は、覚えなくても困りません。発注する側が押さえたいのは、いま自社の番なのか、制作会社の番なのかが分かることです。

「最初の連絡とヒアリングで、伝えておく事は?」——次は段1と段2から順に見ます。

段1・2 最初の連絡とヒアリング:打ち合わせは「決める場」と考える

問い合わせ:3つ伝えれば話が早い

最初の連絡の時点では、サイトの中身は未定のままで問題ありません。次の3つが書いてあれば、制作会社は次の段の準備を始められます。これは弊社の見立てです。

  • 今のサイトのアドレス(まだ無ければその旨)と、困っていること(「スマホで見づらい」「問い合わせが来ない」など一言で十分)
  • 公開したい時期と、その理由(展示会・新しい商品・採用の時期など)
  • 社内で決める人は誰か

2つ目の「理由」は、書き忘れやすい所です。日付だけを伝えると、制作会社はどこまで急ぐべきかを判断できません。理由が分かれば、その日までに要るページだけを先に出す、といった組み方も相談できます。

ヒアリング(打ち合わせ):何回あるかより、何が決まるか

「ホームページ制作の打ち合わせは何回あるのか」が気になる方もいるでしょう。回数より、その場で何が決まり、それが文字で残るかに目を向けてください。弊社が重く見るのはこちらです。ヒアリングで固まるのは、おおむね次の3点です。

  1. 誰に来てもらい、何をしてもらうサイトか(問い合わせ・来店・応募のどれを一番に置くか)
  2. 作るのか、今のサイトを直すのか
  3. 公開した後、社内の誰が文章や写真を更新するか

この3点は、本来なら依頼より前に社内で固めておきたい事柄です。決め方は中小企業のホームページ、制作会社に頼む前に決める3つのことにまとめています。決まっていなくても、ヒアリングの中で制作会社と詰めていけば足ります。

ヒアリングは、対面の打ち合わせに限りません。画面越しに短く済ませる会社や、質問票への記入で答える形の会社もあります。日程を空けにくい時は、最初に連絡する時点で、文章での回答で進められるかを尋ねておくと安心です。どの形でも、話した後に、決まったことをまとめた文章が届くかどうかは確かめておきます。届かなければ、自分で要点を書いて送り、「この理解で合っていますか」と返してもらうだけでも、後の食い違いを防げます。

「見積書が来たら、まず何を見る?」——次は段3と段4へ。

段3・4 見積りと契約:作る物と作らない物を、文書で受け取る

見積り:合計の金額の前に、ページの一覧を読む

見積書が届いたら、金額の合計より先に、ページの名前が並んでいるか、見積りの外になる作業の欄があるかを見ます。比べ方はホームページ制作の見積もりを比べる方法|見積書で見る4か所に譲ります。流れの中で押さえるのは、料金の中で直してもらえるデザインの回数と、無償で不具合を直す公開後の期間を、この段で文書に残してもらうことです。

契約:着手の前に、作る物の文書で合意する

契約で読むのは、支払いの時期、途中で解約した時の費用、作った物の権利の行き先の3つです。著作物に当たる文章・写真・デザイン・プログラムの著作権は、著作権法では原則として作った側(制作会社)に生まれるため、お客様の物にするなら、譲り受けることを契約に書いてもらいます。ドメイン・サーバーを誰の名義で取るかも、この時に決めます。

作り始める前には、ページごとの中身と、作らない物・その理由、社内で更新する範囲をまとめた文書を受け取り、合意してから進めてください。弊社もこの順で進めています。作らない物まで書面にする会社かの見分け方はホームページ制作会社の選び方|金額より先に見る5つの基準で扱っています。

「契約したら、あとは待つだけ?」——次は、頼む側の手番がいちばん重い段5を見ていきます。

段5 原稿と写真:誰が用意するかで、流れの速さが決まる

作り始めてから頼む側の手番がいちばん重くなるのが、原稿と写真を渡す段です。制作が止まる原因は、多くがここにあると弊社は見立てています。制作会社は、載せる文と写真がそろわないとページを仕上げられないためです。

この段で決めておくのは、次の4つです。

  1. 誰が書くか:社内で書くか、制作会社に原稿を任せるか。任せる場合も、事業の中身や数字の正しさを確かめられるのは頼む側だけです
  2. 誰が撮るか:今ある写真を使うか、撮り直すか。弊社を含め、撮影を制作と別に見積もる会社があるため、見積りの段で確かめておきます
  3. 何を渡すか:ロゴのデータ、会社の住所・電話番号・営業日など、正しい情報の元になる物
  4. いつまでに渡すか:ページごとに期日を決め、制作会社の予定に組み込んでもらう

「全部そろってから渡そう」とすると、いつまでも渡せません。トップページと会社案内など、先に要るページの分から渡すと、デザインの確認を前倒しにできます。足りない物は、制作会社から一覧で出してもらうと漏れが減ります。

「デザインが届いたら、どう返す?」——次は段6の返し方へ。

段6 デザインと確認:直しはまとめて、決める人が返す

デザイン案や確認用の画面が届いたら、頼む側の仕事は「直してほしい所を返す」ことです。弊社は、ここで次の3つを守ると、直しの回数を使い切らずに済むと考えます。

  • まとめて1回で返す:気づいた順に何度も送ると、制作会社の直しが細切れになり、料金の中の回数をすぐに使い切ります
  • 返す人を1人にする:社長・現場・担当者がそれぞれ別の指示を送ると、どれに合わせればよいかが決まりません。社内で意見をそろえてから、決める人が返します
  • スマホでも見る:パソコンの画面だけで確かめると、スマホで見た時の読みにくさに気づけません

もう1つ、文の中身の確認は頼む側にしかできません。営業日、料金表、資格や許可の表示などに誤りがあれば、この段で直してもらいます。公開してから見つかると、その間にサイトを見た人に誤った情報が届いてしまいます。

「公開の日に受け取る物は?」——次は段7で受け取る物へ。

段7 公開と引き渡し:受け取る物と、公開後の直しの境目

公開の日に、サイトが表に出たことだけを見て終わりにしないでください。公開と同時に次の物を受け取り、社内で保管してください。ここは弊社が特に重く見る点です。

  • サイトの管理画面のログイン情報(会社の名義で入れるもの)
  • ドメインとサーバーの契約の名義と、更新の時期
  • 自分で直せるページと、その直し方を書いた手順書
  • GA4(アクセスを数える道具)と、検索結果での出方を調べるGoogleの無料ツール「サーチコンソール」に入る権限

これらが制作会社の手元にしか無いと、文章1つ直すにも制作会社を待つことになります。ほかの会社に頼み替える時に、ドメインを持ち出せずに困ることもあります。

公開の後に気をつけたいのが、「無償で直してもらえる物」と「保守として別に頼む物」の境目です。弊社を含め、公開から決まった期間に見つかった不具合の直しと、その後の点検や更新を分けて扱う制作会社があります。期間は何日か、文章の差し替えは無償の直しに入るのか、を契約の段で確かめておけば、公開後に揉めずに済みます。更新をどのくらいの間隔でするかはホームページの更新頻度はSEOに効く?中小企業の目安と決め方で、公開後の成果の見方はホームページの効果測定とは?問い合わせにつながったかの見方で扱っています。

「段は分かった。では、つまずくのはどこ?」——次はつまずく所を3つに絞ります。

ホームページ制作の流れが止まる3つの所

弊社の見立てでは、発注から公開までの流れが止まる所は主に次の3つです。どれも、制作会社ではなく頼む側の工夫で防げます。

  1. 原稿と写真が届かない:「書けたら送ります」にすると、本業が立て込む時期ほど後回しになります。段5でページごとの期日を決め、先に要るページの分から渡します
  2. 確認の返事がそろわない:確認役が複数いると、意見がまとまるまで直しが始まりません。段6で返す人を1人に決めます
  3. 作り始めてから物を足す:途中で機能やページを足すと、費用と公開の日が後ろにずれます。段4で作らない物を文書にしておけば、足すかどうかを比べて決められます

着手の費用を払い、公開したい日も決めていたのに、原稿待ちと確認待ちで公開が延び、作りかけのサイトが手元に残る——頼む側として、いちばん避けたい終わり方です。3つとも、契約より前に「誰が・いつまでに」を決めておくことで避けられます。

「DP-GUILDだと、7段それぞれで何を受け取れる?」——次はその答えを段の順に並べます。

DP-GUILDへ依頼した時の段取りと、合わない場合

弊社でホームページを作る場合(新しく作る時も、作り直す時も)、次の順で進みます。会議のためにお時間をいただくことは、原則としてありません。

  1. ご相談:メールでご相談ください。今のサイトがあればURLも一緒にお送りください
  2. ヒアリング:画面越しの30分の会話か、質問票への書き込みかを選べます
  3. 概要とお見積り:ページの一覧・見積りの外になる作業・金額が動く要因をまとめた概要を付けて提出します。この段までは費用をいただきません
  4. 何を作るかの文書:ご契約後、ページごとの構成、見送る物とその訳、御社で更新できる範囲を書面にし、ご了承を得た後で制作を始めます
  5. デザイン:トップページから順に提示し、ご確認はメールで受けます。修正は3回まで料金に含みます
  6. 制作・確認と公開:スマホとパソコンの表示、フォームの送信、計測と検索の設定を点検してから公開します
  7. お引き渡し:更新の手引きをお渡しします。公開日から30日の間に見つかった不具合は、費用をいただかずに直します

公開後の点検と更新(保守)をお望みなら、月ごとの別契約でお受けし、制作費の行とは分けて見積書に記載します。写真・動画の撮影は制作に含めず、要る場合は別に見積もります。納品の後は、デザインのファイル、原稿、ソースコード、加えてドメインやサーバーまで、すべて御社の持ち物です。

弊社が手がけたサイトには、カーセキュリティメーカーの製品サイトのリニューアル、飲食業の店舗を探せるサイト、ITの知識が無い方でも自分で更新できるストレッチスタジオのサイトなどがあります。このうち2つ目のサイトでは、当初は必要と考えられていた口コミ・会員機能・多言語など20項目を、一つずつ理由を添えて外してから作りました。代表の石井は、理学療法士として病院とスポーツクリニックで働いたあと、運動・食事・メンタルまで含めて体をみる店を自分で開業しました。自分の店でお客様を待つ立場を経験しているため、ページの構成より先に、事業のどこで困っているかを伺うところから始めます。

本社の場所は滋賀県甲賀市です。とはいえ弊社とのやり取りは画面越しの会話とメールで完結するため、滋賀・関西のお客様も、遠方のお客様も、進み方に違いはありません。

とはいえ、弊社のやり方も万能とは言えません。対面で何度も話し合いながら中身を固めたい場合は、訪問してもらえる制作会社の方が向いています。広告に予算を割かず、公開直後のひと月で反響を増やしたいというご要望には、制作だけでは足りないと弊社はみます。検索結果に出てくるようになるには、公開から何か月か待つ必要があるからです。

「どの段から手を付けるべきか見えない」「打ち合わせの時間が取れないまま頼めるか迷っている」という状態でも、相談していただいて大丈夫です。一緒に整理するところから始められます。無料相談はこちらからお申し込みください。相談は無料で、相談だけで終わっても構いません。売り込みはしません。

この情報は2026年11月時点のものです。

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よくある質問

ホームページ制作の打ち合わせは、何回くらいありますか?
会社ごとに異なります。そのうえで弊社がすすめるのは、回数より、その場で何が決まり、決まったことが文章で残るかの確認です。なお、弊社DP-GUILDでの段取りでは、会議のための時間を原則として取らず、ヒアリングは画面越しの30分か、質問票に記入いただく形かを選べ、その後の連絡はメールで行います。
頼む前に、何を用意しておけばよいですか?
今のサイトのURLと困っていること、公開したい時期とその理由、社内で決める人の3つが分かれば、最初の問い合わせには足ります。原稿や写真は、契約の後に、足りない物の一覧をもらってから用意しても間に合います。
原稿を自分たちで書く時間がありません。
原稿の作成を制作会社に任せることもできます。その場合も、営業日や料金、資格の表示など、中身の正しさを確かめられるのは頼む側だけなので、確認する人と返す期日は決めておきます。その分の費用が見積書に載っているかも確認しましょう。
問い合わせから公開までの期間は、何で決まりますか?
ページの数や機能に加えて、原稿と写真がそろう時期と、確認を返す早さで大きく前後します。弊社では、日程をお見積りに添えてお示しします。公開したい日に理由がある場合は、最初の連絡で伝えてください。

お困りごとはありませんか?

「何から手をつければいいかわからない」という状態でも大丈夫です。
まずはお気軽にご相談ください。

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