初版: 2026-11
更新: 2026-11
Instagramの運用を外に頼もうとして見積もりを集めると、会社によって値段がかなり違います。1投稿あたりで割ってみても、まだ差が残る。何が違うのか分からないまま、決めきれずにいる会社の経営者・担当者に向けた記事です。
先に結論を書きます。インスタ運用代行の値段は、主に2つで決まると弊社は考えます。1つは「1本の中身」(画像1枚か、複数枚の画像か、リールか)。もう1つは「撮影・企画・振り返りを誰がやるか」です。この2つを各社でそろえてから見積もりを比べれば、高すぎる契約も、安いけれど欲しい物が入っていない契約も避けやすくなります。
この記事では相場の金額は書きません。「1投稿」に何が入るかが会社ごとにそろっていないため、金額の幅だけを見ても自社に当てはまるか判断しにくいからです。代わりに、値段が決まる仕組みと、見積もりで確かめる所をお渡しします。
自社の場合どこまで頼むべきか迷っている方は、無料相談で一緒に整理できます。相談だけでも大丈夫です。売り込みはしません。
インスタ運用代行の値段を決める2つのこと

SNS全体の運用代行の見積もりでは、どのSNSを使うか、広告を含むかなど、比べる所がたくさんあります(SNS全体の見積もりの比べ方はSNS運用代行の相場はなぜ会社で違う?発注前の見積もりの比べ方で書いています)。Instagramに絞ると、値段を大きく動かすのは次の2つです。
値段を決めるもの | 何が違うか |
|---|---|
1本の中身 | 画像1枚の投稿か、複数枚の画像をめくって見る投稿か、リール(縦型の短い動画)か |
誰がやるか | 企画・撮影・振り返りを、代行会社がやるか、自社に残すか |
本数は、この2つが決まった後の掛け算にすぎません。月の本数が同じでも、1本の中身が違えば作業の量は大きく変わります。逆に、本数が多い見積もりでも、1本の中身が軽ければ値段は抑えられます。
「1本の中身で、どれくらい作業が違う?」——次は投稿の種類ごとの作業を見ていきます。
「1本」の中身で、作業はこう増える
同じ「1投稿」でも、作る順番に並べると、作業の数がはっきり違います。
投稿の種類 | 1本を作るまでの作業 |
|---|---|
画像1枚 | 企画 → 画像を作る → 本文 → 投稿 |
複数枚の画像 | 企画 → 何枚目に何を見せるかの構成 → 画像を枚数分作る → 本文 → 投稿 |
リール | 企画 → 台本 → 撮影 → 編集・字幕・音 → 表紙 → 本文 → 投稿 |
ストーリーズ | 素材を選ぶ → 文字やスタンプを載せる → 投稿(24時間で消える) |
リールは、撮影と編集が入るぶん、画像の投稿とは作業の量が大きく違います。しかも撮影は、1本ごとではなく「撮影の日」の単位で人が動きます。そのため弊社は、リールを含む見積もりを比べる時は、月に何本出すかと、そのために撮影が月に何回要るかを、先に各社でそろえることをおすすめします。同じ月4本でも、1回の撮影でまとめて撮るか、毎回撮りに行くかで、作業の量が変わるからです。
見落としやすいのが、複数枚の画像の投稿です。見積もりでは「1本」と数えられていても、中身は画像が何枚も入っています。何枚までを1本と数えるかで、同じ本数でも作業の量が変わります。
「では、1投稿の値段はどう比べればいい?」——次は1投稿いくらで比べる時に確かめることを見ていきます。
「1投稿いくら」で比べる時に確かめる5つ
見積もりを1投稿あたりの値段に割り直して比べるのは、悪いやり方ではありません。ただし、次の5つがそろっていないと、割った値段は同じ物を指していません。
1. 1本に入る画像の枚数
複数枚の画像の投稿は、何枚までを1本と数えますか。枚数が増えたら別の料金ですか。
2. リールの長さと、編集の範囲
動画は何秒くらいまでですか。字幕・音・表紙の画像は入りますか。
3. 本文とハッシュタグ
投稿に付ける文章は代行会社が書きますか。自社が書いた文を載せるだけですか。
4. ストーリーズを本数に数えるか
ストーリーズを本数に入れるかどうかで、月の本数の見え方は大きく変わります。月の本数が多く見える見積もりは、ストーリーズが入っていないかを確かめてください。
5. 直しの回数
投稿前の確認で直してほしい所が出たとき、何回まで直してもらえますか。回数を超えたら別の料金ですか。
5つを聞いて、ようやく「1投稿いくら」が同じ物どうしの比べになります。聞かずに一番安い値段を選ぶと、後から「それは入っていません」が出てきます。
「1本の中身のほかに、値段を動かすものは?」——次は、誰がやるかで値段がどう変わるかを見ていきます。
撮影・企画・振り返りを誰がやるかで、値段と社内の手間が入れ替わる
代行会社に任せる作業が増えるほど値段は上がり、自社に残す作業が増えるほど社内の手間が増えます。値段だけを下げようとすると、社内の手間が増えるだけ、ということが起きます。
作業 | 代行会社がやる場合 | 自社に残す場合 |
|---|---|---|
企画(何を出すか) | ネタから考えてもらえる。値段は上がる | 毎月のネタを社内で出す人が要る |
撮影 | 撮影に来てもらう。撮影の日の立ち会いが要る | 写真や動画を社内で撮って送る |
コメント・DMへの返信 | 返信と、荒れたコメントへの最初の対応まで任せられる | 毎日見て返す人と、困った時に決める人が社内に要る |
振り返り | 数字を見て、次の月に何を変えるかまで書いてもらえる | 数字を見て、次の手を決める人が社内に要る |
任せる作業を足していくと、見積もりはおおむね次の段階に分かれると弊社は考えます。値段も、この順に上がっていきます。
任せる範囲 | 代行会社が受け持つ作業 | 社内に残る作業 |
|---|---|---|
作って投稿するだけ | いただいた素材で画像と本文を作り、投稿する | 何を出すか、素材、返信、振り返り |
企画と報告まで | ネタ出し、制作、投稿、返信、月の報告 | 素材(または撮影の立ち会い)、投稿前の確認 |
方針と改善まで | 方針、企画、リールを含む制作、返信、数字から次の月に変えること | 投稿前の確認、撮影の立ち会い |
広告やキャンペーンまで | 上に加えて、広告の設定と運用、キャンペーンの企画と運営 | 広告費の予算を決めること |
弊社の見立てでは、値段の安い見積もりは、企画か振り返りが自社に残る形になっていることが少なくありません。それ自体は悪くありません。困るのは、自社に残ったことに気づかないまま契約したときです。
毎月お金を払って本数は出ているのに、誰も数字を見ず、何も変わらないまま契約の期間が終わる——そうなると、払ったお金と時間がそのまま失われます。
振り返りの報告の見分け方は、SNS運用代行の見積もりの比べ方で書いています。
「月額のほかに、かかるお金は?」——次は初期費用や追加の料金を見ていきます。
月額のほかにかかるお金:初期費用・追加の料金・広告費

見積もりを比べる時は、月額だけでなく、契約の終わりまでに払う総額で見てください。総額は「初期費用+月額×最低の契約期間+追加の料金」です。広告を出すなら、広告費はこれとは別に要ります。
お金 | 何に払うか | 見積もりで確かめること |
|---|---|---|
初期費用 | 始める前の準備(方針、プロフィール、投稿の型、調べもの) | 何を作ってもらえるか。初期費用が無い場合、その分が月額や長い契約期間に入っていないか |
追加の料金 | 決めた本数を超えた投稿、リールの追加、撮影の追加 | 1本ごと・1回ごとに別の料金か。撮影に来る交通費は別か |
広告費 | Instagramに広告を出すお金(Metaに払う) | 広告費と、広告を運用する手数料が分けて書かれているか |
最低の契約期間 | 決めた月数は続ける約束 | 何か月か。途中でやめる時に残りの月の分がかかるか |
最低の契約期間は、期間の長さより、解約の条件を先に聞くことを弊社はおすすめします。条件を知らないまま契約すると、合わないと分かってもやめられません。どれくらい続ける前提で予算を組むかは、【滋賀県】Instagram運用代行の費用と選び方で書いています。
「1本ごとと月額、どちらで頼むべき?」——次は頼み方の分かれ目を見ていきます。
1本ごとに頼むか、月額で頼むか

インスタ運用代行の料金の形は、大きく「1本ごと」と「月額」に分かれます。どちらが得かではなく、自社に何が残っているかで決めることを弊社はおすすめします。
料金の形 | 合う会社 | 気をつける所 |
|---|---|---|
1本ごと | 何を出すかが社内で決まっていて、作る作業だけを任せたい会社 | 企画と振り返りは入らないことがある。本数が増えると、そのまま値段も増える |
月額 | 何を出すかから任せたい会社。数字を見て次の月を変えてほしい会社 | 月額に何本・どの中身・どの作業が入るか。最低の契約期間と解約の条件 |
何を出すかが決まっていないのに1本ごとで頼むと、毎月のネタ出しが社内に残り、そこで投稿が止まりやすくなります。反対に、ネタも写真も社内で用意できるのに、企画から任せる月額で頼むと、要らない作業にも払うことになります。どの作業を頼み、どれを社内に残すかの分け方は、SNS運用担当者が1人で回らない時、頼む所と残す所で詳しく書いています。
頼む先を個人(フリーランス)にするか会社にするかも、同じく「何を出すかが社内で決まっているか」と「リールの撮影まで頼むか」で考えられます。依頼先ごとの違いは投稿外注の費用の記事で書いています。どちらに頼む時も、アカウントの管理の権限を自社が持ち続けられるかは確かめてください。
「見積もりを頼む時、何を伝えればいい?」——次は各社に渡すメモを見ていきます。
見積もりの前に、各社へ渡す「1本の定義」メモ

各社に同じ内容を伝えてから見積もりを頼むと、届いた見積もりをそのまま比べられます。次のようなメモで足ります。完璧でなくて大丈夫です。仮の答えでも、各社の数え方がそろいます。
- 目的:(例:来店の予約を増やしたい/採用の応募につなげたい)
- 投稿の中身:(例:月に画像の投稿をいくつ、リールをいくつ)
- 1本の定義:(例:複数枚の画像は何枚まで、リールは何秒くらい、本文は書いてほしい、ストーリーズは本数に入れない)
- 撮影:(例:写真は社内で撮って送る/リールは撮影に来てほしい)
- 企画:(例:ネタから考えてほしい/ネタは社内で出す)
- 振り返り:(例:数字と、次の月に変えることまで書いてほしい)
- 直しの回数と、確認の返事の期限:見積もりに書いてほしい
アカウントの持ち主や契約期間など、Instagramに限らない確認の項目は、SNS運用代行の見積もりの比べ方の確認表にまとめています。
「DP-GUILDならどう決める?」——次は弊社の考え方を見ていきます。
DP-GUILDの考え方:1本の定義を、申し込みの前に一覧にする
DP-GUILDは、お申し込みの前に、1本の定義(画像は何枚組か、動画は何秒か、本文は付くか)、DMへの返信を含むか、直しの回数、確認の返事の期限を一覧にしてお渡しします。弊社がやることと、御社にお願いすることも書き分けます。この記事で書いた「そろえてから比べる」を、弊社の見積もりでは最初からそろえた形で出す、ということです。
どのプランも、投稿作業まで弊社が行います。写真の投稿のプランは、写真をいただいて作ります。リールのプランは月1回撮影に伺い、台本と編集も弊社が受け持ちます。打ち合わせは基本なしで、やり取りは文章か、必要な時だけオンラインです。料金はSNS運用代行のサービスのページに載せています。
作り方の土台になっているのは、代表がショート動画を1,000本以上作ってきたことと、グループのInstagramで合計約30万フォロワーがあることです。最初の出発点は、代表の自社アカウント(@yuta_web3.0)を100投稿で約1万フォロワーまで伸ばしたことでした。運用を担当した過疎地域の訪問看護の採用のアカウントでは、広告を使わず(完全オーガニック)に6万回以上見られた動画があり、Instagramを見た人からDMが来て採用が決まりました。作って終わりではなく、数字を見て次の月の判断を一緒にやる伴走型で、Instagramを経営の課題のどこに効かせるかから考えます。
弊社は滋賀県甲賀市の会社です。滋賀や関西の会社で、地元のお客様や働き手に向けてリールを出したい場合も、撮影の段取りから相談できます。
ただし、万能ではありません。何を出すかも写真も社内で決まっていて、画像を作る作業だけを1本ごとに安く頼みたい場合は、制作だけを受ける会社のほうが合うこともあります。また、月額を契約せずに1本ごとに頼みたい場合も、弊社は合いません。弊社は月額のプランか、立ち上げだけ(投稿9本を作って投稿するところまで)の形でお受けしているためです。
「見積もりは取ったが、1投稿の値段の差が何なのか分からない」「リールまで頼むべきか決められない」という状態でも、相談していただいて大丈夫です。一緒に整理するところから始められます。無料相談はこちらからお申し込みください。相談は無料です。文章のやり取りだけでも、オンライン(30分)でも受けられます。相談だけで終わっても構いませんし、売り込みはしません。
この情報は2026年11月時点のものです。
