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リールが伸びない会社へ|まず直すのは出だしの数秒

Web・SNSの基礎知識石井 勇多

この記事の要点

  • Instagramの公式説明では、リールに出る動画の大半はフォローしていない人の投稿で、最後まで見られそうかなどで並べられる
  • 直す前に、アカウントのステータス(プロアカウント)と、他のアプリの透かし入りや転載の動画でないかを確かめる
  • 弊社は、会社のリールは会社紹介から始まる・1本に詰め込む・出だしが後回し、の3つでつまずきやすいと考える
  • 弊社のおすすめは、撮り方より先に「伝える1つ」と「出だしの1文」を決めること。手間を増やさず試せる
  • トライアルリールは、フォロワー以外に先に見せて反応を確かめられる公式の機能で、出だし違いを比べる使い方ができる

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初版: 2026-11

更新: 2026-11

「撮影も編集も時間をかけたのに、会社のリールが数百回で止まる」。この記事は、リールを作り始めた会社の担当者の方に向けて、伸びない時にまず直す所と、作る前に決めておくことを整理します。弊社は、伸びない時はまず最初の数秒を見直すべきだと考えます。撮り方や編集を磨くより先に、出だしと1本で伝える1つのことを決めるのが近道です。

読んだうえで「うちの場合はどこを直せばいい?」と思ったら、DP-GUILDの無料相談で一緒に整理できます。相談だけでも大丈夫です。売り込みはしません。

リールを作る前に決める順番(設定の確認・伝える1つ・出だしの1文・5つの確認・トライアルリール)の図

出だしを直す前に、設定で確かめる2つ

動画の中身の前に、次の2つを確かめます。どちらもInstagramのクリエイター向けの公式ページで案内されていることです。

  • アカウントのステータス:プロアカウントの「アカウントステータス」の画面で、投稿がフォローしていない人へのおすすめの対象になっているかを確認できます(画面の場所はアプリの版で変わるため、ヘルプセンターで確認してください)。対象になっていても、おすすめに出ることが約束されるわけではありません。
  • 他のアプリの透かし入りや転載の動画ではないか:公式は、透かしの入った動画や、明らかに使い回したと分かる動画、すでにInstagramに上がっている動画の再投稿を避けるよう案内しています。ほかのSNS用の動画をロゴ入りのまま出していないか見てください。

どちらも問題がなければ、次は出だしです。「では、なぜ出だしなのか?」——次はリールの届き方を見ていきます。

伸びない時に最初に見直すのは「最初の数秒」

Instagramが公開している「Instagram Ranking Explained」(2023年5月)では、リールに表示される動画の大半は、見る人がフォローしていないアカウントの投稿だと説明されています。そして並べる順番を決めるときに、その人がリールを最後まで見るか、シェアするか、いいねするか、音源のページに進むか、といった行動の可能性を予測しているとしています。

つまりリールは、会社を知らない人の画面に流れてきます。弊社は、最初の数秒で「自分に関係がある」と思えなければ指で流され、その結果、最後まで見られない動画として扱われていくと考えます。

ハッシュタグや投稿時間も見直す価値はありますが、弊社は、出だしで流されている動画は、どの時間に出しても同じところで流されやすく、設定に問題がなければ次に見るべきは出だしだと考えます。「では、会社のリールはどこでつまずく?」——次は会社のアカウントに多いつまずきを見ていきます。

会社のリールがつまずきやすい3つの所

弊社は、会社のアカウントは伝えたいことが多いぶん、次の3つでつまずきやすいと考えています。

  • 会社紹介から始まる:社名やロゴ、「〇〇株式会社です」から始まる動画です。会社を知らない人にとって、最初の数秒に自分の得になる情報がありません。
  • 1本に詰め込む:会社の強み、商品、雰囲気、採用情報を1本に入れてしまう形です。何の動画かが一言で言えないので、出だしも決まりません。
  • 撮影に手間をかけて、出だしが後回し:きれいに撮ること、編集を凝ることに時間を使い、最初の1文は編集の最後に何となく決まる流れです。手間のかかった部分ほど、見られる前に流されます。

どれも頑張りの問題ではなく、作る順番の問題です。時間をかけた動画が、最初の数秒で流され続ける——これは避けたい事態です。「では、何から決めればいい?」——次は作る前に決める2つを見ていきます。

撮り方より先に決める2つ:伝える1つと、出だしの1文

弊社のおすすめは、カメラを回す前に、次の2つを紙1枚に書くことです。

1. この1本で伝える1つのこと

「この動画を見た人が、見終わったあとに覚えていること」を1文で書きます。たとえば「工事の見積もりで、追加費用が出やすい所は2つある」のように、1本で1つに絞ります。伝えたいことが3つあるなら、3本に分けます。

2. 出だしの1文(最初の数秒で出す言葉)

次に、最初の数秒で画面に出す言葉を、台本の1行目として先に書きます。決め方は、上の「伝える1つ」を、見る人の困りごとや疑問の形に言い換えることです。

よくある出だし

直した出だしの例

何を変えたか

「〇〇工務店です。今日は現場をご紹介します」

「見積もりのあと追加費用が出やすいのは、この2か所です」

会社紹介をやめ、見る人の困りごとから入った

「スタッフの1日に密着しました」

「入社1年目は、朝いちばんに何をするのか」

見る人が知りたい疑問を先に出した

「そうは言っても、社内で出す内容を決めるのが一番大変なんだ」という声が聞こえてきそうです。大丈夫です。全部を一度に決める必要はありません。まず次の1本だけ、この2つを書いてから撮ってみてください。「書いたあと、何を確かめる?」——次は作る前の確認を見ていきます。

撮る前に確かめる5つのこと

台本ができたら、撮影の前に次の5つを確かめます。「いいえ」があれば、撮る前に直します。

確かめること

「いいえ」なら

この1本で伝えることを、1文で言えるか

伝えたいことを分け、2本以上にする

出だしの言葉に、社名・あいさつが入っていないか

社名は最後か、プロフィールに回す

会社を知らない人が、出だしだけで「自分の話だ」と思えるか

見る人の困りごとや疑問の形に言い換える

音を消しても、出だしの言葉が文字で分かるか

最初の画面に文字を入れる

出だしで言ったことに、動画の中で答えているか

答えの場面を足すか、出だしを中身に合わせる

出だしで引きつけても、中身が違えば見る人は途中で離れます。出だしは「釣る言葉」ではなく、「この動画で何が分かるかの約束」だと考えてください。「出だしが合っているか、どう確かめる?」——次はトライアルリールを使った確かめ方を見ていきます。

出だしを比べる:トライアルリールの使い方

Instagramには「トライアルリール」という機能があります。Instagramのクリエイター向けの公式ブログ(2024年12月の発表)では、次のように説明されています。

  • 作ったリールを、フォロワーのフィードやプロフィールの一覧に出す前に、まずフォロワー以外の人に見せて試せる
  • 約24時間後に閲覧数・いいね・コメント・シェアなどの数字が見られ、結果が良ければあとで全員にシェアできる

弊社は、この機能を「出だし違いを比べる道具」として使うことをおすすめします。中身は同じで、出だしの言葉だけを変えた2本を試し、どちらの反応が良いかを見るやり方です。

トライアルリールには、公開アカウントであることや、フォロワー数などの条件があり、始めたばかりのアカウントでは使えない場合があります。最新の条件はInstagramのヘルプセンターで確認してください。使えない場合は、ふつうのリールで出だしだけを変えた2本を日を分けて出し、インサイトの数字で比べる方法でも確かめられます。「では、どれくらい伸びれば成功?」——次は数字の見方を見ていきます。

再生数だけで判断しない

会社のリールは、再生数そのものより、採用や問い合わせなど会社の目的につながっているかで判断します。DP-GUILDは、過疎地域の訪問看護の採用SNSを広告なしで運用し、6万回以上見られました。ただ、会社にとっての成果は再生数ではなく、Instagramを見た人から届いたDMで採用が決まったことでした。何の数字を見ればいいかは毎日投稿でもフォロワーが増えない会社へ|見る数字の変え方で詳しく整理しています。「自社だけで直せる?外に頼むべき?」——次は向き不向きを見ていきます。

外に頼むべきか(万能ではない)

ここまでの直し方は、追加の機材も費用もかけずに自社で試せます。まずは数本試してみることをおすすめします。

外の手を借りたほうが早いのは、次のような場合です。

  • 何を伝えるべきか、社内で決めきれない(目的やターゲットが固まっていない)
  • 担当者が1人で、台本・撮影・編集・投稿まで抱えて続かない
  • 出だしを変えても反応が変わらず、何が原因か切り分けられない

DP-GUILDは、滋賀を拠点に中小企業のSNS運用を支援しています。代表はショート動画をこれまで1,000本以上制作してきました。作って終わりではなく、会社の目的から「誰に、何を1つ伝えるか」を一緒に決め、出した後の数字を見て、次に変えることを一緒に判断します。

ただし、SNSは万能ではありません。広告を使わずに、数週間で問い合わせを大きく増やしたい、という短期の目的には向きません。社内に素材を出せる人がいない場合も、成果が見えるまでの時間は長くなります。その場合は、SNS以外の手段も含めて考えたほうがよいこともあります。

「リールを作っても伸びない理由が分からない」「出だしをどう直せばいいか迷っている」という状態でも、相談していただいて大丈夫です。どこから直すかを、一緒に整理します。相談は無料で、売り込みはしません。お問い合わせフォームから無料相談を申し込む

この情報は2026年11月時点のものです。機能は変わることがあるため、最新の内容はInstagramの公式の案内で確認してください。

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よくある質問

リールが伸びないとき、まず何を見直せばいいですか?
まず、プロアカウントならアカウントのステータスでおすすめに出せる状態かと、他のアプリの透かし入りや転載の動画でないかを確かめます。そのうえで弊社は、ハッシュタグや投稿時間より先に、出だしの数秒と「1本で伝える1つのこと」を見直すことをおすすめします。Instagramの公式説明では、リールに出る動画の大半はフォローしていない人の投稿で、最後まで見られそうかなどで並べられるとされているためです。
トライアルリールとは何ですか?
Instagramの公式ブログでは、作ったリールをまずフォロワー以外の人に見せて反応を試せる機能と説明されています。全員にシェアするまでフォロワーのフィードやプロフィールの一覧には出ず、約24時間後に閲覧数などの数字が見られます。公開アカウントであることやフォロワー数などの条件があり、始めたばかりのアカウントでは使えない場合があります。最新の条件はInstagramのヘルプセンターで確認してください。
撮影や編集にもっとお金をかければ伸びますか?
弊社は、撮影や編集の質より先に、出だしと伝える1つを決めることが大切だと考えます。きれいに撮っても、最初の数秒で自分に関係があると思えなければ流されてしまうためです。出だしの直しは追加の費用をかけずに試せます。
リールの運用は外注したほうがいいですか?
出だしと伝える1つを決めるだけなら、自社で試せます。何を伝えるべきか社内で決めきれない、担当者1人で続かない、直しても原因が切り分けられない場合は、外の手を借りたほうが早いことがあります。DP-GUILDの無料相談では、どこから直すかを一緒に整理します。

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