初版: 2026-11
更新: 2026-11
「午前も午後も同じプログラムを用意しているのに、曜日によって席が空く」「ケアマネさんに案内を配っても、紹介が増えない」——こうした悩みを抱えるリハビリ特化型デイサービスの院長・管理者の方は少なくありません。送迎、記録、加算の算定、スタッフの調整に追われるなかで、営業や資料づくりまで手が回らないのは無理もありません。この記事では、リハビリ特化型デイの空き席を減らすうえで、院長・管理者が見直す順番を、病院で働いた理学療法士が代表を務める会社の目線でまとめます。
どの枠から埋めるかで迷ったら、相談だけのご連絡も歓迎します。無料です。売り込みもいたしません。
稼働率が上がらない時に見るべき3つの詰まり

弊社は、稼働率が伸びない原因を、次の3つの詰まりに分けて見ることをおすすめします。どれか1つのこともあれば、組み合わさっていることもあります。
- 新規の紹介が細い:通所介護の利用は、ケアマネジャーがケアプランに組み入れて初めて始まります。特定のケアマネからの紹介だけで回っていると、その方の担当件数や異動しだいで新規が止まりやすくなります。
- 継続・休みで席が埋まらない:登録者数は足りているのに、体調不良の休みや、目標が見えないまま通う方の利用終了で、実際の利用が定員に届かない状態です。
- 曜日・時間枠の偏り:月曜・金曜は満席なのに水曜の午後が空く、という偏りです。月の合計人数だけ見ていると、この詰まりに気づけません。
立地や送迎範囲は確かに影響します。ただ、利用先を決めるのはケアマネと利用者・家族であり、選ぶ理由が伝わらなければ、条件が良くても選ばれにくくなります。弊社は、立地以上に、専門性の伝え方と、ケアマネが紹介しやすい状態をつくれているかで差がつくと考えます。「では、ケアマネは何を見て選ぶ?」——次は紹介の起点を見ていきます。
起点は「ケアマネが紹介理由を説明できるか」
国の運営基準とその解釈通知では、ケアマネはサービスを始める前に、利用者が複数の事業所の紹介を求められることと、ケアプランに入れた事業所を選んだ理由の説明を求められることを、文書を渡して説明するよう求められています。2018年度の介護報酬改定で選定理由の説明が加わり、怠ると報酬が減る仕組み(運営基準減算)になりました。つまりケアマネは、利用者や家族から「なぜこの事業所なのか」を聞かれうる立場にあります。
弊社は、ケアマネが事業所を選ぶときに知りたいのは、空き状況以上に「この方を、どこにお願いすれば利用者・家族に説明がつくか」だと考えます。リハビリ特化型デイが「機能訓練に力を入れています」とだけ伝えても、ほかの事業所との違いを説明する材料にならず、紹介の決め手になりにくいからです。
弊社は、ケアマネ向けの案内は「空き情報」より「紹介理由の材料」として作ることをおすすめします。どんな状態の方を対象にしているか、何を評価し、どの頻度で、どう報告するのか。ここが1枚で分かれば、ケアマネはそのまま利用者・家族への説明に使えます。「では、材料として何を見せる?」——次は改善実績の見せ方を見ていきます。
「改善実績」は効果の宣伝ではなく「評価の記録」として見せる
リハビリ特化型デイの専門性を伝えるうえで、利用者の変化を示したいと考えるのは自然です。ただし、ここは線引きが必要です。「痛みがなくなる」「歩けるようになる」のような効果の約束や、特定の方のビフォーアフターを強調する見せ方は、景品表示法などの観点からも避けるべきです。利用者一人ひとりの状態は違い、同じ結果を約束できるものではないからです。
見せるべきは、結果の約束ではなく「評価と報告の仕組み」です。たとえば、通所介護として運営している場合に算定できるADL維持等加算は、利用者の日常生活動作をBarthel Indexという指標で評価し、厚生労働省の科学的介護情報システム(LIFE)に提出することが要件になっています。ただ、評価の結果が事業所の中で止まり、ケアマネにも家族にも見えていなければ、専門性は伝わりません。
- 何を評価しているか:使っている評価指標と、その指標で何が分かるか
- いつ評価しているか:利用開始時、その後の定期評価のタイミング
- どう報告しているか:ケアマネ・家族に、どんな形式で、どの頻度で状況を伝えているか
- 目標をどう決めているか:本人・家族の「やりたいこと」をどう聞き取り、計画に落としているか
事業所全体の評価の傾向を示す場合も、個人が特定できない形にし、数字の出どころ(何人を、いつ評価したか)を必ず添えます。根拠の分からない数字は、かえって信用を落としかねません。評価の記録がまったく外に出ていないまま、案内チラシだけを配り続ける——これは避けたい事態です。「では、資料には何を載せる?」——次はケアマネが紹介したくなる説明資料の中身を見ていきます。
ケアマネが紹介したくなる説明資料の中身
ここまでの内容を、ケアマネに渡す資料に落とし込みます。下の表は、載せる項目ごとに「ケアマネが何に使えるか」と「避けたい書き方」を並べたものです。
載せる項目 | ケアマネが何に使えるか | 避けたい書き方 |
|---|---|---|
対象としている利用者像 | 担当する利用者と結びつけ、紹介先の候補にできる | 「どなたでも歓迎」だけで終わる |
評価の方法と頻度 | 家族に「状態を定期的に確認してくれる」と説明できる | 「効果が出ます」など結果の約束 |
ケアマネへの報告の形式 | 状況の把握に使え、連携しやすい事業所かを判断できる | 「随時ご報告します」だけの抽象的な書き方 |
曜日・時間枠ごとの空き | 利用者の予定に合わせて、その場で提案できる | 「空きあり」だけで枠が分からない |
送迎範囲と1日の流れ | 利用者・家族の不安(送迎・滞在時間)に先に答えられる | 地図だけで所要時間が分からない |
「資料を一から作り直す余裕はない」と思った方もいるはずです。冊子を作るところから始めなくて構いません。弊社は、まずA4の1枚に上の5項目を埋めるところから始めることをおすすめします。空き枠の欄だけ毎月差し替えれば、訪問のたびに渡す理由もできます。「紹介は増えた。では席は埋まる?」——次は稼働率の見方を見ていきます。
稼働率は「曜日・時間枠」で見る
紹介が増えても、席の埋まり方を見ていなければ稼働率は上がりません。経営として見るべきは、月の延べ人数ではなく、曜日・時間枠ごとの埋まり方です。空いている枠が分かれば、ケアマネに伝える空き情報も具体的になり、紹介と稼働率がつながります。
継続の面では、利用の終了理由を記録しておくことをおすすめします。入院、転居のように事業所では防げない理由と、「目標が分からなくなった」「家族が様子を知らない」のように、評価と報告の仕組みで変えられる理由とを分けて見ると、手を打つべき場所がはっきりします。休みが多い枠では、ケアマネと相談したうえでの振替の案内を決まった手順にしておくと、同じ枠がいつまでも空いたままになるのを避けやすくなります。「では、ホームページはどこまで役に立つ?」——次はWebに任せられる所を見ます。
Webに任せられる所と任せられない部分(万能ではない)
ホームページ・SNSの出番は、ケアマネや家族が、紹介や利用を決める前に事業所を調べに来た場面です。A4の1枚に書いた対象の利用者像・評価の方法・報告の形が、ホームページでも同じ言葉で確かめられれば、ケアマネが利用者・家族に説明するときの裏付けになります。
ただし、ホームページを整えても、ケアプランを通って利用が始まるという入り口の形は変わりません。そのため弊社は、検索から申し込みが続いて席が埋まるサービスではないと考えています。DP-GUILDは、代表が理学療法士として病院とスポーツクリニックで働いたあと、運動・食事・メンタルまで含めて体をみる店を自分で開業した経験から、現場と経営の両方の視点で支援しています。それでも、Webだけで稼働率が上がるとは言えません。紹介理由の材料づくりと評価の見える化が先にあって、ホームページはそれを確かめてもらう場所になります。「では、うちの事業所はどこから?」——次は、確かめる順番を挙げます。
席が空く理由を切り分ける5つの確認(院長・管理者向け)
院長・管理者として、まず確認したい項目を挙げます。上から順に答えてみて、すぐに答えられなかった項目から手をつけてください。
- 紹介元:直近半年の新規が、どのケアマネ・どの居宅介護支援事業所から来ているか、名前を書き出せますか。
- 紹介理由の材料:ケアマネの手元にある自事業所の資料だけで、ほかの事業所との違いを説明できますか。
- 評価の見える化:している評価が、ケアマネ・家族への報告として外に出ていますか。
- 枠ごとの稼働:曜日・時間枠ごとの埋まり方と、利用終了の理由を記録していますか。
- Webの受け皿:紹介前に調べられたとき、資料と同じ内容が確認できますか。
紹介元が少ない事業所と、紹介はあるのに休みや終了で席が空く事業所とでは、打つ手も順番も変わります。だからこそ、手を打つ前に、どこで席が空いているのかを先に確かめることが近道です。
弊社では、リハビリ施設のLPを、サービスの設計から一から制作したこともあります。「誰に、何を、どう伝えるか」を整理するところから一緒に考えます。
「どの曜日・どの枠で席が空いているのかを整理できていない」「ケアマネに渡す1枚とWebの、どちらを先に直すか決めかねている」——そんな時も、無料でご相談いただけます。DP-GUILDは滋賀に拠点を置き、オンラインや文章のやり取りを通して、席が空いている理由を一緒に整理します。相談だけで終わっても構いませんし、売り込みはしません。弊社が受け持つのは、ケアマネや家族が確かめに来るホームページやLPを、ケアマネに渡す1枚と同じ中身で整える所で、ケアマネへの営業を代わりに行うことはしていません。こちらからご相談ください。
お手伝いの中身は、ホームページ制作とLP制作の案内にまとめました。
この情報は2026年11月時点のものです。
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DP-GUILDは、医療現場(理学療法士)出身の視点で、整骨院・訪問看護・訪問リハ等の“集患・稼働率”を支援するパートナー。
