DP-GUILDブログ

整体院を開業する院長へ|集客は開業前・直後・数か月後の順で

医療・治療院の集患石井 勇多

この記事の要点

  • 弊社は、整体院の開業の集客を「新規・継続・紹介」に分け、時期ごとに力を入れる所を変えることをすすめる
  • 開業前は、応える相手を症状の名前を使わずに決め、Google ビジネス プロフィールと小さなサイトで、見つけてもらう土台をそろえる
  • 開業直後は、新規を増やす手より、初回の説明と次の予約の入口を整え、2回目に来た人を数える
  • 開業から数か月後に、紹介とSNSで広げる。厚生労働省の指針(令和7年2月18日)に沿い、痛みの症状への施術や安さの強調はうたわない
  • ホームページやSNSで解けるのは主に新規の一部で、2回目や紹介の詰まりは院の中の手が要る

SNS・Web・DXのお困りごと、まずは相談してみませんか?

無料相談はこちら

初版: 2026-11

更新: 2026-11

物件探し、内装、備品、開業の届け出。整体院の開業前は決めることが多く、「集客は開いてから考えればいい」と後に回したくなる時期です。ところが、集客の手には、開業してから始めると間に合わない物と、開業してすぐ手を広げると空回りする物があります。

この記事では、整体院を開業する院長・開業したばかりの院長に向けて、集客を「開業前」「開業直後」「開業から数か月後」の3つの時期に分け、それぞれ最初に何をするかを、弊社の見立てとして言い切ります。あわせて、整体院が広告やホームページで避けたい表現も、厚生労働省の指針をもとに整理します。自分の院の始め方に迷ったら、無料でご相談ください。聞くだけの相談で終えても大丈夫ですし、売り込みは一切いたしません。

結論:開業の集客は「新規・継続・紹介」を順番に整える

整体院の開業の集客を、開業前は見つけてもらう土台(新規)、開業直後は初めて来た人が2回目も来やすい流れ(継続)、開業から数か月後は紹介とSNS(紹介)と、時期ごとに力を入れる所を変えて順番に整え、土台が無いまま開業すると院を探した人が何も見つけられず、2回目につながらないまま新規を集めると手間とお金だけがかさむ、という図

整体院に人が来る流れは、おおまかに3本あります。

  • 新規:院を知らなかった人が見つけて、初めて予約する流れ
  • 継続:一度来た人が、2回目、3回目と通う流れ
  • 紹介:通っている人が、家族や知人に院を伝える流れ

開業のころは、どうしても新規の数ばかりが気になります。しかし弊社は、3つを同時に追うのではなく、時期ごとに力を入れる所を変えることを提案します。

  1. 開業前:誰に向けた院かと、書かない言葉を決め、地図の欄とサイトという「見つけてもらう土台」をそろえる
  2. 開業直後:初めて来た人が2回目も来やすい流れを作る
  3. 開業から数か月後:通う人が増えてから、紹介とSNSで広げる

この順番にする理由は単純です。2回目につながらないまま新規を集めても、来た人が通わずに離れていき、集める手間とお金だけがかさみます。土台が無いまま開業すれば、開業日に院を探した人が何も見つけられません。どちらも、順番を入れ替えると取り返しにくい損です。「では、開業前にまず何を?」——次は、最初の一歩を取り上げます。

開業前に決めること:誰のどんな困りごとに応える院か

開業前の最初の仕事は、紙の案内やサイトづくりではありません。「この院は、どんな人の、どんな場面に応えるのか」を、院長自身の言葉で1〜2文にまとめることです。これが決まらなければ、サイトの文もSNSの投稿も、誰あての言葉なのかがぼやけます。

整体院でここを決める時の注意は、症状の名前を軸にしないことです。後の節で触れるとおり、厚生労働省の指針では、資格の無い施術の広告で「腰痛」「膝の痛み」といった痛みの症状への施術を打ち出す表現は、載せない方向が示されています。症状を看板にした院は、肝心の看板を外に出せなくなります。

弊社のおすすめは、症状ではなく「人」と「暮らしの場面」で決めることです。軸の例は次のとおりです。

  • どんな暮らし方・働き方の人か(座り仕事が長い人、立ち仕事の人、子育て中の人など)
  • どんな時間に来られる人か(仕事帰りの夜、平日の昼、週末)
  • 院がする事・しない事(体の使い方の説明までするのか、医療機関への受診をすすめるのはどんな時か)

DP-GUILDの代表は、理学療法士として病院とスポーツクリニックで働いたあと、運動・食事・メンタルまで含めて体をみる店を自分で開業しました。体をみる仕事は、施術の上手さだけでは選ばれにくく、「この人は自分の暮らしを分かってくれそうか」で選ばれる面が大きい。これが弊社の見方です。だからこそ、開業前に応える相手を決めておくことが、そのまま集客の言葉の土台になります。「相手を決めたら、その次は?」——次は、開業前に用意する土台です。

開業前:地図の欄とサイトを先に用意する

近くの整体院を探す人の多くは、まず地図アプリで場所や営業時間を見て、気になればサイトやSNSで中身を確かめる——弊社はそう読んでいます。そこで開業前に、次の2つの用意を提案します。

地図アプリの院の欄(Google ビジネス プロフィール)

Google マップや Google 検索で院を探した時に出てくる院の欄は、Google ビジネス プロフィールという Google の仕組みで作ります。Google の公式ヘルプには、開業前の店でもプロフィールを作れること、開業予定日は年と月で入れ、1年先までの日付にできること、開業予定日を入れてからオーナー確認を行う流れで、確認を終えると開業日の90日前から Google にプロフィールが表示されることが案内されています(Google ビジネス プロフィール ヘルプの開業予定日についての案内、2026年11月5日に確認)。

住所と電話番号が決まった時点で、院長ご自身でここを作っておくよう、弊社は提案します。開業日に初めて登録したのでは、開業前に院を知ってもらう機会を逃します。

小さなホームページ

開業前のサイトは、ページ数を多くしなくて大丈夫です。地図の欄から来た人が「どんな院で、どう予約するのか」を確かめられれば、まずは十分です。院名、所在地、電話番号、営業時間。この4つを地図の欄とサイトで一字一句同じにすること。これは開業前に必ず済ませたい確かめです。

載せる中身の順番や、整体院のページで避ける言葉は、整体院のホームページの作り方の記事に詳しく書きました。この記事では、ホームページを「開業の集客の土台の1つ」として、時期の中での置き場所だけをお伝えします。「土台ができたら、開業してすぐは?」——次は、開業直後の時期です。

開業直後:新しい人より「2回目」の流れを先に作る

開業直後は、初回の終わりに今日したことと次の目安を言葉で伝え、その場で次の予約を取れる形にし、2回目に来た人の数を記録して、止まっている所が新規なら地図の欄とサイトを、継続なら初回の説明と次の目安の伝え方を見直し、紹介なら院を説明する言葉を通う人に渡し、継続と紹介の詰まりは院の中にあってサイトを作り直しても片付かないので外に向けた手を足す前に院の中を整える、という図

開業してすぐの時期に、弊社が一番すすめたいのは、新規の数を増やす手を足すことではなく、初めて来た人が2回目も来やすい流れを作ることです。来た人の多くが1回で終わる院は、新規を集めるほど手間が増え、院の評判も育ちにくいからです。

2回目の流れは、院の中で決まる部分が大きく、開業直後の院長がご自身で整えられます。弊社が提案するのは次の3つです。

  1. 初回の終わりに、今日したことと次の目安を言葉で伝える:何を確かめ、何をしたのか。次に来るならいつごろが目安で、それはなぜか。理由と一緒に伝え、決めるのは本人に任せます。回数券を強くすすめる形は、押し売りと受け取られるおそれがある、と弊社は考えます。
  2. その場で次の予約を取れる形にする:院の受付で次回を決められるか、家に帰ってからも迷わず予約できる入口(電話、ネット予約、LINE など)があるか。入口は1つか2つに絞ります。
  3. 2回目に来た人の数を記録する:初めて来た人のうち、何人が2回目に来たか。紙の台帳でも構いません。数字があれば、止まっている所が新規・継続・紹介のうちどれかを、あとで自分で見分けられます。

開業直後は、予約の少ない時間帯がどうしても出ます。その時間に新しい広告を考えるより、初回の説明の言葉を見直したり、来た人の記録をつけたりする方が、後の集客に生きる、と弊社はみます。「通う人が増えてきたら?」——次は、開業から数か月後の時期です。

開業から数か月後:紹介とSNSで広げる

通ってくれる人が少しずつ増えてきたら、ここで初めて「広げる」手に力を入れます。弊社は、この時期の手として、紹介とSNSの2つを挙げます。

紹介:通う人が院を説明しやすい言葉を渡す

紹介は、通っている人が「どんな院か」を人に説明できて、はじめて生まれます。開業前に決めた「誰の、どんな場面に応える院か」の1〜2文を、院内の掲示や名刺、予約の案内にそろえて載せておくと、通う人がそのまま人に伝えやすくなります。地図の欄の口コミも、通う人に書いてもらう道の1つです。ただし、割引など何かと交換で口コミを頼むやり方は、弊社としてはおすすめしません。書くかどうかは本人に任せ、お願いするなら1回だけにとどめます。

SNS:院長の人柄と院の雰囲気を見せる場にする

SNSは、院を見つけた人が「どんな人がやっている院か」を確かめる場として役に立つ、と弊社は考えます。院長の考え方、院内の様子、体の使い方の話など、来る前の不安を減らす投稿が中心になります。施術の前後を比べる写真や、効果をうたう言葉は、SNSでも使いません。

SNSを開業直後から始めても構いませんが、先に「無理なく続く本数」を決めることを弊社は提案します。施術と経理と掃除をひとりで回す時期に、毎日の更新を目標にすると、途中で止まるおそれがあります。続ける手が足りない場合の頼み方は、SNSの運用を任せるサービスの案内に、業種の決まりで書けないことを運用のルールに入れる進め方を載せています。「広げる時に、言葉の線はどこにある?」——次は、整体院が広告やホームページで書けない線を見ていきます。

整体院が広告・ホームページで書けない線(開業の時に気をつける所)

開業の時に書く紙の案内・サイト・SNS・地図の欄の文を、資格の無い施術の広告について業界の団体などの自主的な取組を促す立場の厚生労働省の指針(令和7年2月18日)が避けるよう示す、国家資格が要る業だと思わせる表現(「マッサージ」の語、写真や画像も同じ扱い)、「腰痛」「膝の痛み」や慢性の「肩こり・疲労」への施術の表現、開業記念の割引など安さを大きくうたう表現が残っていないかで確かめ、症状ではなく人と暮らしの場面で応える相手を書き、料金は初回と2回目以降を落ち着いて載せ、判断に迷えば院のある地域の保健所に聞いてから、それぞれに載せる、という図

開業の時は、紙の案内、サイト、SNS、地図の欄と、院を説明する文を一度にたくさん書きます。ここで言葉の線を外すと、すべてを書き直すことになります。

厚生労働省は、令和7年2月18日に「あん摩業、マッサージ業、指圧業、はり業、きゅう業若しくは柔道整復業又はこれらの施術所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針」を出しました。この指針の第Ⅶ章は、資格の無い人の行為の広告も扱っています。ただし国は、資格の無い施術について、業界の団体などが自分たちで取り組むよう促す、という立場です。その中で、開業の集客にかかわる所は次の3つです(厚生労働省の指針の原文38〜39ページ、2026年11月5日に確認)。

  • 国家資格が要る業だと思わせない:国家資格が要る業を行っていると誤認させる表示は不適切とされ、写真や画像も同じ扱いです。38ページでは、「マッサージ」という語句を用いた広告に誤解のおそれがあることにも触れています。
  • 痛みの症状への施術を打ち出さない:「腰痛」「膝の痛み」といった痛みの症状や、慢性の「肩こり・疲労」のような常態的な症状への施術の表現は、広告やウェブサイトなどに表現すべきでないとされています。
  • 安さを大きくうたわない:費用の安さなどを過度に強調・誇張することは、広告やウェブサイトなどに掲載すべきでない、と書かれています。

3つ目は、開業の時に特に気をつけたい所です。開業記念の割引を大きな文字で打ち出したくなりますが、弊社は、安さを看板にした集客はすすめません。指針の考え方に沿わないうえ、安さで来た人は、通常の料金に戻った時に離れていきやすい、と弊社は読んでいるからです。料金は、初回と2回目以降の金額を落ち着いて載せ、院の中身で選んでもらう方が、前の節の「2回目の流れ」ともつながります。

サイトで避けたい言葉の一覧と言い換えは、整体院のホームページの作り方の表を見てください。判断に迷う言い方は、院のある地域の保健所に聞くのが確かです。「では、ここまでやれば人は来る?」——次は、集客の手が届かない所です。

集客の仕組みは万能ではない

正直に言うと、サイトやSNS、地図の欄をそろえても、それだけで予約が続くとは弊社は考えていません。これらが受け持つのは、主に「院を見つけて、予約するかを決める」場面です。

  • 2回目につながらない:原因は、初回の説明や次の目安の伝え方など、院の中にあることが少なくない、と弊社は読みます。サイトを作り直しても片付きません。
  • 紹介が生まれない:通う人が院を説明する言葉を持っていないことが、詰まりの1つになります。これも、院内で渡す言葉の側の話です。
  • 手を広げすぎる:開業の時期に、サイト、複数のSNS、紙の案内を一度に始めると、どれも続かずに終わるかもしれません。続けられる数に絞るのが弊社の考えです。

詰まりが院の中にあるなら、外に向けた手を足す前に、そちらを整える方が先です。「では、人に任せるなら何を?」——次は、任せ方についての弊社の考えです。

弊社の考え:開業の院長が人に任せるなら、ホームページとSNSから

開業の集客のうち、院長ご自身でやるべき所と、人に任せてよい所は分けられます。弊社の考えは次のとおりです。

  • 院長ご自身でやる所:応える相手を決めること、初回の説明と次の目安の伝え方、2回目に来た人の記録、地図アプリの院の欄の作成。どれも院長にしか決められないか、院長が持っておくべき物です。
  • 任せてよい所:サイトの制作と、SNSに出す投稿の作成。言葉の線を守りながら形にする作業で、施術の時間を削ってまで院長がひとりで抱え込む物ではないはずです。

サイトの制作は、着手より先に、作るページとお見積りに含めないものの一覧をお出しします。金額の提示を受けるまで、費用はかかりません。進め方はサイト制作のサービスの案内に載せています。SNSは、整体院が書けない言葉を運用のルールに入れたうえで投稿を作ります。どちらも、打ち合わせのためにお時間をいただくことは基本なく、やり取りはオンラインか文面で進めます。法令に関わる言い回しは、最後に院長にも目を通していただきます。

弊社は、代表が体をみる仕事の現場で働き、自分で店を開いた経験をもとに、院長と同じ目線で、最初の一手を院長と決める段階から伴走します。「最後に、院長がまず手をつける所は?」——次は、5つの確かめにまとめます。

まとめ:開業の院長がまず確かめたい5つ

整体院の開業の集客は、手の数より順番で差がつく、と弊社は考えます。まずは次の5つを、上から順に確かめてください。

  • 相手:誰の、どんな暮らしの場面に応える院かを、症状の名前を使わずに1〜2文で言えますか。
  • 地図の欄:Google ビジネス プロフィールに開業予定日を入れ、開業前から院を見つけてもらえますか。
  • 情報のそろい:院名、所在地、電話番号、営業時間の4つが、地図の欄とサイトで同じですか。
  • 2回目の流れ:初回の終わりに次の目安を伝え、その場か家から迷わず予約できますか。2回目に来た人を数えていますか。
  • 言葉の線:痛みの症状への施術、国家資格の業だと思わせる言葉、安さの強調が、チラシやページに残っていませんか。

「開業前で、最初の一手が決めきれない」「開業したが、2回目につながっているのかも見えていない」。そんな段階のままで構いません。滋賀・関西を拠点にするDP-GUILDが、止まっている所が新規・継続・紹介のうちどれかを、院長と一緒に見極める所から始めます。お問い合わせ(無料)から、話をするだけでもどうぞ。こちらから売り込む事もしません。

この情報は2026年11月時点のものです。指針や Google の仕組みは、今後改まる可能性があります。

関連記事

DP-GUILDは、医療現場(理学療法士)出身の視点で、整骨院・訪問看護・訪問リハ等の“集患・稼働率”を支援するパートナー。

よくある質問

Google ビジネス プロフィールは開業の前でも作れますか?
Google の公式ヘルプによれば、開業前の店でもプロフィールを作れます。開業予定日は年と月で入れ、1年先までの日付にできます。開業予定日を入れてからオーナー確認を行う流れで、確認を終えると開業日の90日前から表示されます(2026年11月5日に確認)。
開業記念の割引を大きく打ち出してもいいですか?
令和7年2月18日の厚生労働省の指針は、資格の無い人の行為の広告について、費用の安さなどを過度に強調・誇張することは、広告やウェブサイトなどに掲載すべきでない、という考えです。弊社としては、割引を看板にするより、初回と2回目以降の料金を落ち着いて載せることをすすめます。
SNSは開業前から始めるべきですか?
始めても構いませんが、先に無理なく続く本数を決めることを、弊社は提案します。開業の時期はひとりで回すことが多く、毎日の投稿を目標にすると続かないおそれがあります。力を入れる時期は、通う人が増えてきた開業から数か月後が合う、と弊社は考えます。
開業前のサイトは、どのくらいのページ数が要りますか?
開業前のサイトは、少ないページ数から始めて構わない。これが弊社の見方です。地図の欄から来た人が院の中身と予約の方法を確かめられれば足ります。載せる順番と避ける言葉は、別の記事(整体院のホームページの作り方)に書いています。

お困りごとはありませんか?

「何から手をつければいいかわからない」という状態でも大丈夫です。
まずはお気軽にご相談ください。

「医療・治療院の集患」のほかの記事

← ブログの一覧へ