初版: 2026-11
更新: 2026-11
リール・TikTok・YouTubeショートのような縦型の短い動画を、外の制作会社に頼みたい。調べてみると、1本ずつ作る会社もあれば、毎月の運用ごと引き受ける会社もあり、どちらに声をかけるべきか迷っている。この記事は、そうした会社の経営者と担当者のために書きました。
結論から言うと、弊社は、制作会社を比べる前に「その動画をどこで使うか」をはっきりさせることをおすすめします。広告に使う動画や、サイト・採用ページで見せる動画なら、1本ずつの制作で足りることが多いと考えます。自社のアカウントで出し続けて見られる数を伸ばしたいなら、投稿と振り返りまで引き受ける運用ごとの依頼をおすすめします。ショート動画は、出した後の数字を見て次の1本を変えるところで差がつくと弊社は考えるからです。
この記事では制作の金額は書きません。会社によって1本の値段に含まれる作業がそろっておらず、金額の幅だけでは自社の場合にいくらかかるかが見えないためです。代わりに、頼み方の分かれ目と、頼む前に確かめることをお渡しします。
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ショート動画の制作会社に頼める作業は、作るまでと出した後に分かれる
ショート動画の制作と一口に言っても、頼める作業は「作るまで」と「出した後」の2つに分かれます。弊社は、1本ずつの制作は主に作るまでを、運用ごとの依頼は出した後までを受け持つ形だと整理しています。
段階 | 作業 | 頼む前に確かめること |
|---|---|---|
作るまで | 企画・台本(何を、誰が、どう話すか) | 企画から考えてもらえるか。社内で決めた内容を形にするだけか |
作るまで | 撮影 | 撮影に来てもらえるか。手持ちの写真や動画だけで作るか |
作るまで | 編集(字幕・音・表紙の画像) | 字幕と表紙は入るか。音楽は何を使うか |
出した後 | 投稿(本文・出す時間) | どのアカウントから、誰が投稿するか |
出した後 | 振り返り | 見られた数や最後まで見られた割合を見て、次の企画を変えるところまで入るか |
出した後 | 広告で配る | 広告の設定を誰がやるか。広告費は制作の代金と別か |
見落としやすいのは「出した後」の3つです。1本ずつの制作の見積もりには、ここが入っていないこともあります。入っていないから悪い見積もり、ということではありません。問題は、誰がやるかを決めないまま、動画だけが手元に届くことです。
「では、どちらの頼み方を選べばいい?」——次は分かれ目を見ていきます。
1本ずつか、運用ごとか:分かれ目は動画をどこで使うか

弊社は、頼み方は動画の値段ではなく、動画の使い道で決めるのがよいと考えます。使い道ごとに合う頼み方は、次のとおりです。
動画をどこで使うか | 合う頼み方 | 理由 |
|---|---|---|
広告で配る | 1本ずつの制作(広告の運用と組み合わせる) | 見せる相手は広告の設定で決まる。何本かを作って比べ、反応の良い物に入れ替えることが大事 |
サイト・採用ページ・展示会で見せる | 1本ずつの制作 | 一度作れば長く使える。毎月作り直す必要は少ない |
自社のアカウントで出し続ける | 運用ごと(数字を見る人が社内にいれば、1本ずつの制作+社内で投稿でもよい) | 1本の出来より、出した後の数字を見て次を変える回数で、伸び方が変わる |
迷いやすいのは3つ目です。アカウントで出し続けるなら、2つ目の問いとして「出した後に数字を見て、次の企画を決める人は社内にいるか」を考えてください。いれば、作るまでを1本ずつ頼み、投稿と振り返りは社内で持つ形でも回ります。いなければ、運用ごと頼むほうが投稿が途切れにくい、と弊社は見ています。
1本ごとと月額の値段の比べ方は、Instagramの例でインスタ運用代行の相場を、1投稿の中身で見分ける方法に書いています。
「1本ずつ頼んだら、社内には何が残る?」——次は納品の後の作業を見ていきます。
1本ずつ頼んだ後、社内に残る作業
アカウントで出す動画を1本ずつ頼んだ場合、届いた動画を出して次につなげるまでの作業は、社内に残ります。
- 投稿に付ける本文と、出す時間を決める
- 表紙の画像を選び、プロフィールに並んだ時の見え方をそろえる
- 付いたコメントやメッセージに返事をする
- 見られた数・最後まで見られた割合・保存の数を見る
- 数字から次に何を作るかを決めて、制作会社に伝える
- 次の撮影の日を決めて、出る人の予定を押さえる
1つずつは小さな作業です。ただ、本業の合間に1人の担当者が受け持つと、最後の2つから手が回らなくなる、と弊社は見ています。
納品された動画がフォルダに入ったまま出されない。出しても誰も数字を見ず、次の1本に何も生かされない——そうなると、作るのにかけたお金と撮影の手間は、アカウントに何も残さずに終わります。
出した動画が見られない時に、まず直す所はリールが伸びない会社へ|まず直すのは出だしの数秒で書いています。
「運用ごと頼むと、何が変わる?」——次は運用ごとの依頼で変わる所を見ていきます。
運用ごと頼むと変わる3つの所
運用ごとの依頼は、作る作業に加えて、出した後の作業も制作会社が受け持つ形です。弊社は、1本ずつの制作と比べて変わる所は次の3つだと考えます。
1. 撮影を「日」の単位でまとめられる
撮影の手間は、本数ではなく撮影する日の回数で決まります。毎月の本数が決まっていれば、1回の撮影で数本分をまとめて撮れます。1本ずつ頼む場合は、そのたびに日程と場所の段取りが要ります。
2. 数字を見て、次の企画が変わる
出した動画の数字を制作会社が見て、次の月の企画に反映します。1本の出来を上げることより、変える回数を重ねることのほうが、アカウントの伸び方につながると弊社は考えます。
3. 社内に残るのは、内容の確認と撮影の立ち会い
投稿の前に内容を確かめることと、撮影の日に立ち会うことは社内に残ります。ここは外に出せません。外に出す作業と社内で持つ作業の線の引き方は、SNS運用代行とは?頼める仕事と、社内に残す仕事で書いています。
「どちらで頼むにしても、先に何を確かめる?」——次は頼む前の確かめを見ていきます。
どちらで頼む時も、契約の前に確かめる3つ
1本ずつでも運用ごとでも、次の3つは契約書を交わす前に聞いておいてください。動画を出し始めてからでは変えにくい所です。
1. 出演する社員の承諾
社員が動画に出る場合は、動画を使うことへの承諾を書面でもらいます。その人が辞めた後に動画を出し続けるか、下げるかも、先に決めておくと揉めにくくなります。
2. 作った動画のデータと、アカウントは誰の物か
契約が終わった後も、動画のデータとアカウントが自社の手元に残るかを確かめます。管理者としてログインできる人が、社内にも残る形になっているかも見てください。
3. 使う音楽と、出すSNS
Metaの音楽ガイドラインでは、会社の宣伝のように個人でない目的で音楽を使う場合、そのための権利が要るとしています。Metaが用意するサウンドコレクションの音源は、その利用条件によると、Metaのサービスの中でなら商用でも使えますが、外での利用は認められていません。同じ動画をInstagramとTikTok・YouTubeショートの両方に出すなら、どの音楽を使うかを、撮影や編集に入る前に決めておくことが要ります。また、YouTube公式ブログ(日本語版)によると、YouTubeショートは2024年10月15日から順次、最長3分の動画を上げられるようになりました。どのSNSに出すかで、動画の長さの決め方も変わります。
「DP-GUILDなら、作るところから振り返りまでどう受け持つ?」——次は弊社のやり方を見ていきます。
DP-GUILDの考え方:アカウントで出すなら、撮影から振り返りまで続けて持つ
弊社は、動画をアカウントで出し続ける会社には、撮影から投稿・振り返りまでを続けて引き受ける形をおすすめしています。リールの運用では、撮影は月に1回です。台本・編集・投稿作業も弊社が持ちます。振り返りの入ったプランなら、その月の数字と、翌月に変える点を文章にしてお渡しします。一番上のプランでは、1本の動画をInstagram・TikTok・YouTubeショートの3か所に出します。出演いただく方には、素材を使う承諾をいただきます。作った投稿のデータとアカウントは、契約が終わった後もお客様のものです。やり取りは文章が基本で、打ち合わせが要る時だけオンラインにしています。プランごとの料金はSNS運用代行のサービスのページでご覧いただけます。
作り方の土台は、代表がショート動画を1,000本以上作ってきたことと、グループのInstagramで合計約30万フォロワーがあることです。最初の出発点は、代表の自社アカウント(@yuta_web3.0)を100投稿で約1万フォロワーまで伸ばしたことでした。運用を担当したデザインスクールのInstagramでは、方向性・企画・撮影・編集・投稿まですべてを受け持ち、広告なしで150万回再生された動画があります。過疎地域の訪問看護の採用のアカウントでは、広告を使わず(完全オーガニック)に6万回以上見られた動画があり、Instagramを見た人からDMが来て採用が決まりました。作って終わりではなく、数字を見て次の月の判断を一緒にやる伴走型で、動画を経営のどの課題に使うかから一緒に考えます。
弊社の拠点は滋賀県甲賀市にあります。関西の会社で、店や職場の様子を動画にして地元の人に届けたい時も、撮影に伺う前提で話を進められます。
とはいえ、弊社の頼み方が万能というわけではありません。広告に使う1本や、サイトに置く会社紹介の1本だけを作りたい場合は、1本ずつ作る制作会社のほうが合います。弊社は1本だけの制作ではなく、月額の運用か、立ち上げだけ(リール9本を企画・撮影・編集し、投稿まで済ませる買い切り)のどちらかで引き受けているからです。また、数字を見て次を決める人が社内にいて、作る作業だけを外に出したい会社も、運用ごとの依頼は要らないかもしれません。
「1本ずつと運用ごとのどちらにするか決められない」「動画をどこで使うかから整理したい」という状態でも、相談していただいて大丈夫です。一緒に整理するところから始められます。無料相談はこちらからお申し込みください。相談は無料です。文章のやり取りだけでも、オンライン(30分)でも受けられます。相談だけで終わっても構いませんし、売り込みはしません。
この情報は2026年11月時点のものです。
