初版: 2026-11
更新: 2026-11
SNS運用を自社で回すか外に頼むかを決めかねている、会社の社長・担当者の方に宛てた記事です。読み終えた後に、自社がどの形で始めればよいか、今の形からどう移ればよいかを決められるようにすることを目指します。
先に答えを書きます。SNS運用は「内製か外注か」の二択で決めなくて大丈夫です。内製・組み合わせ・外注の3つの形があり、人・時間・撮影・判断の4つを順に確かめていくと、自社に合う形を絞り込めます。弊社は、どの形を選んでも、目的の決定と、投稿を出す前の確認だけは社内で持つのがよいと考えます。
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内製か外注かは二択ではない:選べる形は3つ
「自社でやるか、全部頼むか」と考えると、どちらにも不安が残ります。自社でやれば本業が忙しい月に止まりそうで、全部頼めば自社らしさが消えそうです。実際には、その間にもう1つの形があります。
形 | 社内が持つ仕事 | 外に出す仕事 |
|---|---|---|
内製(自社で回す) | 目的、企画、撮影と編集、投稿、返信、数字の振り返りのすべて | なし |
組み合わせ | 目的と出す前の確認に加えて、続けられる作業(投稿・返信など) | 社内では手が回らない一部(立ち上げ・撮影と編集・振り返りなど) |
外注(まとめて頼む) | 目的、素材をそろえること、出す前の確認 | 企画から制作、投稿の作業まで、時間のかかる作業の大半 |
3つの形に共通して、社内に残る仕事があります。SNSを何のために続けるかを決めることと、その投稿を出してよいかを見きわめることです。どこまでの話なら外に出してよいかは、外の会社には最後まで決めきれません。弊社は、ここまで外に任せる「丸投げ」は、3つのどの形より先に避けたい形だと考えます。
どの作業が頼めて、どれが社内に残るかの細かな一覧は、SNS運用代行とは?頼める仕事と、社内に残す仕事にまとめました。その記事の4つの頼み方は、この記事でいう組み合わせと外注を、頼む段階ごとに細かく分けた物です。ここでは、その手前の、自社で回すか頼むかを含めた3つの形のどれを選ぶかと、選んだ後に形を切り替える順番に絞ります。
「何を物差しにする?」——次は、3つの形を比べる4つの物差しを見ていきます。
3つの形を比べる4つの物差し:人・時間・撮影・判断
弊社は、内製と外注を費用の多い少ないから比べ始めると、決めきれなくなりやすいと考えます。ただ、費用は「社内で何を持てるか」が決まった後で決まる物です。弊社は、先に次の4つを並べて比べるのが近道だと考えます。料金の考え方はサービスのページ(SNS運用代行)と、SNS運用代行の相場はなぜ会社で違う?に分けて載せています。
物差し | 内製 | 組み合わせ | 外注 |
|---|---|---|---|
人(担当を誰が持つか) | 担当者を社内に決め、その人が抜けた時の代わりも要る | 社内の担当者は要るが、作業の一部を外の人と分けられる | 社内は窓口と確認する人がいれば回る |
時間(毎週の社内の手間) | 企画から振り返りまで、毎週まとまった時間が要る | 外に出した作業の分だけ減る | 素材をそろえる時間と、確認の返事の時間が中心になる |
撮影(見せたい物を撮れるか) | スマホの写真で足りるなら回る。動画は撮る人と編集する人が要る | 撮影と編集だけ外に出し、投稿は社内で続けられる | 撮影の日に立ち会えば、撮る・編集するは外が持つ |
判断(数字から次の手を決められるか) | 社内で数字を見て、翌月の投稿を直す人が要る | 数字の振り返りを外に出し、直すかどうかは社内で決められる | 振り返りの報告を受け、目的に合っているかを社内で判断する |
表の中身は弊社の見立てです。4つのうち、どれか1つでも社内で持てない物があれば、その物差しの所だけ外に出すのが「組み合わせ」です。全部持てないなら外注、全部持てるなら内製になります。
見落としやすいのは「撮影」です。写真の投稿なら社内のスマホで続けられても、縦型の短い動画になると、台本・撮影・編集の手間が一気に増えます。これまでショート動画を1,000本以上制作してきた立場から、弊社は、社内で回すかを決める時に一番時間を読み違えやすいのが、この撮影と編集だと考えます。
「自社はどの形?」——次は、3つの問いで形を決めます。
形を選ぶための3つの問い

4つの物差しを、答える順番に並べ直すと次の3つの問いになります。上から順に答え、「いいえ」が出た所で形が決まります。
始める前に:目的と出す前の確認を、社内の誰が持つかを決める
ここが決まらないうちは、どの形を選んでも回りません。決める人がいない時は、形を選ぶ前にここから決めてください。
問1. 毎週、SNSに時間を当てる人が社内にいるか
いいえ → 外注。企画から制作、投稿の作業までを外に出し、社内は目的・素材・確認に絞ります。
はい → 問2へ。
問2. 届けたい物を、社内で撮って作れるか
いいえ → 組み合わせ。撮影と編集を外に出し、投稿や返信は社内で続けます。アカウントが数本で止まっているなら、最初の数本だけ外で作ってもらい、その後を社内で引き継ぐやり方もあります。
はい → 問3へ。
問3. 数字を見て、翌月の投稿を直せるか
いいえ → 組み合わせ。数字の振り返りを外に出し、直すかどうかは社内で決めます。
はい → 内製。外に出す物はありません。
問1に「はい」と答える時は、今の忙しさではなく、本業が一番忙しい月を思い浮かべてください。弊社は、内製が止まる理由の多くは、忙しい月に投稿の時間が削られることだと考えます。忙しい月にも続けられるかで答えると、選んだ後に形がずれにくくなります。
1人の担当者が本業と掛け持ちしている場合の作業ごとの分け方は、SNS運用担当者が1人で回らない時、頼む所と残す所にまとめています。業種によって外に頼む効き方が変わるかは、SNS運用代行はどんな業種に効く?売り方で見分ける3つの問いで扱っています。
「弊社ならどの形を勧める?」——次は、DP-GUILDが勧める形を見ていきます。
弊社が勧める形:判断は社内、時間を取る作業は外
弊社の考えははっきりしています。社内で持つのは目的の決定と出す前の確認、外に出すのは社内で一番時間を取っている作業です。そう考える理由を3つ挙げます。
1. 判断を外に出すと、自社のSNSではなくなる
届ける相手と伝える中身、どの話なら出してよいかは、会社の中にいる人にしか決められません。ここを外に任せると、投稿の数は増えても、問い合わせ・応募にはつながらない発信に偏りがちだ、と弊社はみています。
2. 時間を取る作業は、外に出した分だけ社内が軽くなる
企画を練る、撮影する、編集にかける、数字を集める。どれも慣れるまで時間がかかり、掛け持ちの担当者の手を最も長く止める作業です。一方で、出す前の確認やコメントへの返事は、社内でも短い時間で済みます。重い方から外に出すと、少ない範囲を頼むだけで社内の手間が大きく減ります。
3. 社内に型が残れば、後から形を変えられる
代表は、自分のアカウントを自分で運用し、100投稿で約1万フォロワーまで伸ばしたところから始めました。そこが出発点です。社内で続けられる部分を残しておけば、外に頼んでいる間も、何が見られたかの感覚が社内に積み上がります。その感覚があれば、あとで内製に戻すことも、頼む範囲を広げることもできます。
逆に、社内でSNSに当てる時間がほとんど無いのに、無理に内製で始めるのは勧めません。弊社は、更新が止まったままのアカウントは、訪れた人に「今も営業しているのか」と思わせるおそれがあると考えます。
「途中で変えたくなったら?」——次は、形を切り替える順番に進みます。
途中で形を切り替える時の順番
最初に選んだ形が、ずっと合い続けるとは限りません。担当者が辞めた、動画を始めたい、頼んでいたが社内で回せそうになった。こうした時に形を変えます。どちら向きに切り替える時も、作業を一度に全部移さず、1つずつ移すのが安全だと弊社はみています。
外に頼んでいた物を、自社に戻す時
- アカウントと元データが自社の物かを確かめる:アカウントを誰の名義で作ったか、ログインに要る情報、画像・動画の元データ、デザインのひな形を、契約が終わってからも自社で持てるかを最初に見ます。
- これまでの記録を自社の手元に控える:どの投稿が見られたか、毎月の数字、次に直そうとしていたことを、受け取ってきた報告とアカウントで見られる数字から、契約の残りの間に自社で一覧にしておきます。
- 軽い作業から戻す:出す前の確認、投稿の作業、返信、企画、撮影と編集の順に、社内へ移します。一番重い撮影と編集は最後です。
- 社内で1か月分を作り切ってから解約を伝える:契約が残っているうちに、社内で翌月分の投稿を作り切れるかを試し、作り切れたのを確かめてから解約の連絡をします。こうすると、投稿が止まる月を作らずに移れます。
1つ目を飛ばしたまま契約が終わると、ログインはできても元の画像が無い、どの投稿が見られたかも分からない、という所から社内で始め直すことになります。続けてきた分がそこで途切れる——これは避けたい事態です。
自社で回していた物を、外に頼む時
- 今の数字と投稿の記録をまとめる:これまでの投稿で見られた物・見られなかった物を一覧にします。頼む先が、ゼロからではなく今の続きから始められます。
- 社内で持ち続ける仕事を先に決める:目的、素材を出す人、出す前の確認を誰が何日のうちに返すかまで決めます。
- 重い作業から頼む:撮影と編集、企画、振り返りのうち、社内で止まっている所から外に出します。
- 始めてから数か月の間に見る数字を決める:フォロワー数だけでなく、問い合わせや応募につながる数字を、頼む前に書き出しておきます。
頼む時の手続きや準備する物はSNS運用代行を頼む方へ|依頼の流れ・準備するもの・契約期間に、頼む先の見比べ方はSNS運用代行会社の選び方|合わない会社を外す7つの質問にまとめています。
「頼む先として、どこまで任せられる?」——次は、DP-GUILDが引き受ける形と、合わない場合を確かめます。
弊社が引き受ける形と、合わない場合
弊社のSNS運用代行で主に扱うのはInstagramで、この記事の3つの形のうち、次の2つを引き受けています。
- 外注の形(月額の運用代行):企画・制作から投稿の作業までを弊社が受け持ちます。社内の役目は、写真を用意すること(動画のプランなら月1回の撮影日に同席すること)と、投稿を出す前に中身を確かめることです。数字の振り返りを文章でお送りするのは、竹プランからです。
- 組み合わせの形(立ち上げだけ):最初の9本を作って出し、プロフィールも整えます。写真の投稿なら、その後はお渡しする投稿のひな形を使って社内で続けられます。30日後に、続け方についての報告を文章にしてお届けします。
どちらの形でも、アカウントそのものも、作った投稿やひな形のデザインも、お客様の持ち物です。契約が終わった後も手元に残るので、あとで内製に切り替える時も、アカウントと元データを取り戻すところから始める必要はありません。連絡は文章でいただき、打ち合わせは基本行いません。必要な時だけ、オンラインで30分ほど話します。
根拠として出せる実績は次のとおりです。
- 過疎地域の訪問看護の採用SNSを、広告なし(完全オーガニック)で運用し、6万回以上見られました。Instagramを見た人からDMが来て、採用が決まりました
- ショート動画を1,000本以上制作しています
- グループのInstagramで、合計約30万フォロワーです
- 代表が最初に伸ばした自社のアカウントは、100投稿で約1万フォロワーでした。ここが出発点です
弊社は滋賀県甲賀市を拠点にしています。動画の撮影で伺う先が滋賀や関西なら、移動にかかる日数を短くできます。ご相談の受け付けはオンラインと文章なので、どの地域からでも構いません。
ただし、万能ではありません。次に当てはまる時は、弊社の形は合いません。
- 撮影と編集だけ、あるいは数字の振り返りだけを切り出して頼みたい時(弊社はどのプランも、投稿の作業までを含めて受け持つ形です)
- 目的を決めることや出す前の確認まで外に任せたい時(ここは社内で持っていただく形で引き受けています)
- 広告を出して短い期間で数字を伸ばしたい時(広告の運用は弊社の運用代行に入っていません)
「要するにどうすればいい?」——次は、ここまでを短く振り返ります。
まとめ
SNS運用は、内製か外注かの二択ではなく、3つの形から選べます。
3つの形
内製/組み合わせ/外注(どの形でも、目的の決定と出す前の確認は社内)
比べる4つの物差し
人・時間・撮影・判断
決める3つの問い
毎週の時間を持つ人がいるか → 社内で撮って作れるか → 数字から翌月の投稿を直せるか
形を変える時は、アカウントと元データが自社の物かを最初に確かめ、作業を1つずつ移せば、それまで積み上げた物を失わずに済みます。
「自社で回すか頼むか、まだ決めきれない」「今の外注を続けるか、社内に戻すか迷っている」という状態でも、相談していただいて大丈夫です。一緒に整理するところから始められます。
無料相談はこちらからお申し込みください。相談は無料で、相談だけで終わっても構いません。売り込みはしません。3つの問いのうち、自社がどこで答えに詰まっているかを一緒に見ます。弊社のプランの中身はSNS運用代行のサービスページに載せています。
この情報は2026年11月時点のものです。
