初版: 2026-11
更新: 2026-11
SNS運用代行に頼むことは、ほぼ決めた。でも、問い合わせた後に何が起きて、自社は何を用意し、いつ何を返せばよいのかが見えない。ここでは、頼む側の会社の経営者や担当の方のために、依頼の流れを頼む側の手番で順に並べます。
結論から言うと、弊社は、流れの中身そのものより、頼む側の「写真を出す」「確認を返す」「決める」の3つが、投稿が始まる時期を左右すると考えます。申し込みの前に、何を任せて何を社内でやるかを文書でもらい、確認する人と返事の期限を決めておけば、流れは止まりにくくなります。
準備が何もそろっていない段階でも、無料相談で、自社の場合に何から用意すればよいかを一緒に整理できます。相談だけでも大丈夫です。売り込みはしません。
SNS運用代行を頼む流れは、6つの段で進む
会社によって呼び方は違いますが、弊社は、SNS運用代行の依頼を次の6つの段に分けて考えています。動画を撮る場合は、初期設計と運用開始の間に撮影の日が入ります。
段 | 代行会社がすること | 頼む側がすること | この段で決まること |
|---|---|---|---|
1. 問い合わせ・資料請求 | サービスの中身と進め方を伝える | 今の状態を一言で伝える(アカウントはあるか、何に困っているか) | 話を進めるかどうか |
2. ヒアリング | 今のアカウント、誰に何を届けたいかを聞く | 目的・届けたい相手・社内で動ける人を答える | 提案の土台 |
3. 提案と見積り | プランと、作業の分担の一覧を出す | 分担の一覧を読み、社内でやることを確かめる | 任せる範囲と、社内に残る仕事 |
4. 申し込み・契約 | 契約の条件を文書で出す | 契約期間・やめ方・アカウントの持ち主を読む | お金と期間とやめ方 |
5. 初期設計 | 方針・プロフィール・投稿の型を先に見せる | ずれていれば、ここで言う | 何を、どんな言葉づかいで出すか |
6. 運用開始と毎月の振り返り | 制作・投稿、数字の報告と次の月に変えること | 写真を出す、投稿前に確認を返す、報告を読む | 次の月に何を変えるか |
表の「頼む側がすること」の列のとおり、どの段にも頼む側の手番があります。任せたから何もしなくてよい、という仕事ではありません。逆に言えば、流れの速さは自社である程度決められます。
「段ごとの手番を、もう少し詳しく知りたい」——次は、6つの段を1つずつ見ていきます。
段ごとに、頼む側がすること
1・2. 問い合わせとヒアリング:うまく話せなくてよい
問い合わせの時点で、目的や予算がきれいに決まっている必要はありません。「投稿が止まっている」「採用に使いたいが何を出せばよいか分からない」くらいで十分です。ヒアリングで聞かれるのは、主に次の3つです。
- 何のためにやるか(問い合わせ・採用・来店・商品を知ってもらう、など)
- 誰に見てほしいか(地域・年代・どんな困りごとの人か)
- 社内で、写真を出したり確認を返したりできる人は誰か
ヒアリングは打ち合わせの形とは限りません。文章のやり取りで答えられる会社もあります。忙しくて時間が取れない場合は、文章で答えられるかを最初に聞いてみてください。
3. 提案と見積り:金額より先に「分担の一覧」を読む
提案を受けたら、金額を見る前に、代行会社がやることと自社がやることが書き分けてあるかを見てください。特に、1本の投稿の中身(1投稿が画像何枚か、動画なら何秒か)、修正は何回までか、コメントやDMの返信が入るか、確認を何日で返すか、の4つです。ここが文書に無いと、始まってから「月額の外です」と言われる作業が出てきます。1本の中身を各社でそろえる方法はインスタ運用代行の相場を、1投稿の中身で見分ける方法を、何社かの見積もりを並べる時はSNS運用代行の相場はなぜ会社で違う?発注前の見積もりの比べ方を読んでみてください。
4. 申し込み・契約:期間とやめ方とアカウントの持ち主
契約の段で読むのは、最低の契約期間、期間の後にやめる時の連絡の期限、期間の途中でやめた時の扱い、そしてアカウントと作った投稿のデータは誰の物か、の4つです。契約期間の考え方は、この後の節で詳しく書きます。
頼む先が、従業員のいない個人や一人社長の会社などのフリーランスの場合は、頼む側にも決まりがあります。2024年11月1日に施行されたフリーランス・事業者間取引適正化等法により、報酬がいくらか、いつ払うかといった条件を、紙やメールなど形の残る方法で相手に示すことが求められます(公正取引委員会・厚生労働省の案内による)。個人と会社のどちらに頼むかはインスタ運用代行、個人に頼むか迷う方へ|会社との分け方にまとめています。
5. 初期設計:ずれを言うなら、この段が一番手戻りが少ない
初期設計で決まるのは、誰に何を出すか、プロフィールの文、投稿のテンプレート、毎月追う数字です。弊社は、この段で「うちの会社らしくない」「この言い方は社内で使わない」と感じた所を遠慮なく伝えることをおすすめします。投稿が始まってから直すと、作り直す投稿の数だけ手間と時間がかかるためです。会社のアカウントを作る順番や、プロフィールの設計は会社のインスタ初期設定|ビジネスアカウントの作り方と設計で詳しく書いています。
6. 運用開始と振り返り:写真と確認を、決めた期限で返す
運用が始まると、頼む側の仕事は主に、写真や素材を出すこと、投稿の前に事実の誤りがないかを確認して返すこと、毎月の報告を読むことの3つになります。報告では、フォロワー数に加えて、プロフィールの閲覧数や問い合わせの数など、目的に近い数字と、次の月に何を変えるかが書かれているかを見てください。
「準備するものは、いつまでに何をそろえればいい?」——次は、頼む前にそろえる物と、後でよい物を見ていきます。
準備するもの:頼む前にそろえる物と、聞かれてから出せばよい物
「必要なものを全部そろえてから問い合わせよう」と考えると、いつまでも頼めません。弊社は、頼む前にそろえるのは3つで足り、残りはヒアリングの後に聞かれてから出せば間に合うと考えます。
準備するもの | いつ要るか | まだ無い時は |
|---|---|---|
目的を1つ(問い合わせ・採用・来店など) | 頼む前 | 迷っている候補を2つ書いて、ヒアリングで相談する |
決める人と、投稿の前に確認する人(1人ずつ) | 頼む前 | 同じ人でもよい。確認する人を複数にしない |
アカウントの状態(あるか、誰が会社の名義でログインできるか) | 頼む前 | 前の担当者しか入れない場合は、先に会社で入れる状態に戻す |
商品・サービスの正しい情報(営業時間・場所・取り扱い・採用の条件など) | 初期設計の前 | 今のホームページや求人票を渡せば足りることが多い |
出してはいけないこと(写してはいけない場所・人・言葉) | 初期設計の前 | 思いつく物だけでよい。運用中に足していく |
写真・動画の素材、撮影の日と場所 | 運用開始の前 | 何をどう撮るかのリストをもらってから撮る |
見た人が連絡する先(問い合わせフォーム・予約・LINE・採用ページなど) | 運用開始の前 | 今ある電話やメールでもよい。無ければ、作るかどうかを相談する |
上の3つのうち、一番後回しにされやすいのが「確認する人」です。社長も現場も担当者も見る、という形にすると、意見がそろうまで投稿が出ません。何のためにSNSをやるか、何を頼んで何を社内に残すかから整理したい場合は、SNS運用代行とは?頼める仕事と、社内に残す仕事が先に役立ちます。
「準備したのに、それでも止まるのはどこ?」——次は、流れが止まりやすい所を見ていきます。
流れが止まりやすい3つの所

運用が始まった後、毎月の流れは「写真を出す→制作→確認を返す→投稿→振り返り→次の月の企画」の繰り返しです。弊社は、この繰り返しが止まるのは、たいてい次の3つの所で、どれも頼む側の手番だと考えます。
- 確認が返らない:投稿の前の確認を、誰がいつまでに返すかが決まっていないと、作った投稿が出せないまま月が終わります。確認する人を1人にし、返事の期限を分担の一覧に書いてもらいます。
- 写真が届かない:「いい写真が撮れたら送る」にすると、忙しい月ほど届きません。何をどう撮るかのリストをもらい、送る日を月の予定に入れておきます。
- アカウントに入れない:ログインが前の担当者の個人のメールや、前に頼んだ会社のままになっていると、権限を渡すところで止まります。頼む前に、会社として入れる状態にしておきます。
月額を払っているのに、確認待ちと写真待ちで投稿が出ない月が続く——これは、頼む側にとって一番もったいない形です。3つとも、申し込みの前に決めておけば防げます。
「最低の契約期間は、どう考えればいい?」——次は、契約期間の見方を見ていきます。
契約期間の考え方:長さより、やめ方とやめた後を見る
SNS運用代行には、弊社を含め、最低の契約期間を決めている会社があります。弊社は、その理由を次のように考えています。
- 初期設計で方針・プロフィール・投稿の型を作るため、始めの月は準備の手間が大きい
- 投稿が少ないうちは、どの企画が見られるかを数字で見分けにくく、何本か出してから判断する方が外れにくい
ただ、期間の長さだけを比べても、頼む側の得になるかは分かりません。申し込みの前に文書で確かめてほしいのは次の4つです。
- 最低の契約期間は何か月か
- 期間の後は、何か月前の連絡でやめられるか
- 期間の途中でやめた時、残りの月の費用はどうなるか
- やめた後、アカウントと、作った投稿やデザインのデータは手元に残るか
もう1つ、弊社がおすすめするのは、始める前に「いつ、どの数字を見て、続けるかを決めるか」を代行会社と決めておくことです。決めておかないと、期間が終わる頃に「よく分からないまま続ける」か「よく分からないままやめる」かになりがちです。期間の短さや「いつでもやめられる」という言い方だけで選ぶ危うさは、SNS運用代行が怪しいと感じる方へ|申し込み前の文書で見分けるに、合わない会社を外す聞き方はSNS運用代行会社の選び方|合わない会社を外す7つの質問にまとめています。
「実際に頼むと、どんな段取りになる?」——次は、弊社に頼む場合の流れを見ていきます。
DP-GUILDに頼む場合の流れ
弊社のSNS運用代行(月額のプラン)の段取りは次のとおりです。会議の形の打ち合わせは原則として設けず、連絡は文章で行い、話したほうが早い時だけオンラインで30分ほどいただきます。
- 資料請求・ヒアリング:オンライン30分か、文章のやり取りで、今のアカウントと、誰に何を届けたいかを伺います。
- プランとお見積りのご提案:文章でお送りします。弊社と御社のどちらが何をするかの一覧を付け、1本の中身、修正の上限、DMの返信が入るかどうか、確認の返事をいつまでにするかも、その一覧で取り決めます。
- お申し込み・初期費用のお支払い:ご入金を確かめてから作業に入ります。
- 初期設計:方針・プロフィール・テンプレートを先に文章と画像でお見せし、ずれをここで直します。
- 毎月の運用:写真をいただき、制作して、投稿の前にご確認いただいてから、投稿作業もこちらで行います。動画のプランは、月1回の撮影日に立ち会っていただきます。
- 毎月の振り返り:振り返りが付くプランでは、その月の数字と、翌月の投稿で何を変えるかを文書でお届けします。
料金・初期費用・最低の契約期間とやめ方は、弊社のSNS運用代行のページでご確認ください。Instagramのアカウントは御社の持ち物です。これから作る場合は御社の名義で作っていただき、その手順を文書でお渡しします。弊社が作った投稿やデザインのデータも納品の後は御社の物になり、契約を終えても御社に残ります。
作り方の土台は、代表がショート動画を1,000本以上作ってきたことと、グループのInstagramで合計約30万フォロワーがあることです。最初の出発点は、代表の自社アカウント(@yuta_web3.0)を100投稿で約1万フォロワーまで伸ばしたことでした。過疎地域の訪問看護の採用SNSでは、広告を使わず(完全オーガニック)に運用して6万回以上見られ、Instagramを見た人からDMが来て採用が決まりました。DP-GUILDは投稿を作って渡すだけで終わらせず、SNSが経営のどの課題に効くのかを起点に考える伴走型です。振り返りが付くプランでは、毎月の数字をもとに翌月の打ち手を御社と決めていきます。
弊社の所在地は滋賀県甲賀市です。上の流れは文章とオンラインで進むので、滋賀や関西のお客様と、遠方のお客様とで段取りは変わりません。
ただし、このやり方は万能ではありません。広告にお金をかけず、ひと月ほどで問い合わせの数を急に伸ばしたい、というご希望には向いていません。また、社内に投稿を確かめて返せる方が1人もいない場合は、営業時間や条件の誤りが出たまま投稿されるおそれがあるので、まず確認役を決めていただくことを条件にしています。
「問い合わせた後に何を出せばよいか分からない」「準備がどこまで要るのか迷っている」という状態でも、相談していただいて大丈夫です。一緒に整理するところから始められます。無料相談はこちらからお申し込みください。相談は無料です。相談だけで終わっても構いませんし、売り込みはしません。
この情報は2026年11月時点のものです。
